炒めると煮るをミックスした離乳食ではとても重宝するテクです。
後期・完了期は少しずつ大人のメニューに近くなりますが、まだまだ同じものは赤ちゃんには早すぎます。
炒め煮を使い、レパートリーの幅を広げてみて下さい。
炒め煮とは?
炒め煮は、材料を炒めた後、水を加えて煮る、調理法です。
大人と同じように作った炒め物は、固すぎて離乳食には不向きですが、この方法なら食材を柔らかく調理できます。
形のあるものが食べられるようになり、油も使えるようになる後期以降にオススメのテクです。
小さめのフライパンがあると便利です。
ポイント1
フライパンで炒め物をしていると、どんどん水分が蒸発していきます。レシピの水の分量にかかわらず、煮詰まってきたら、少しずつ何度でも水を加えて調節します。お湯でも大丈夫です。
ポイント2
野菜はさっと炒め煮する程度では、意外にやわらかくなりません。竹串がすっと通るようになったら、出来上がりのサインです。
失敗したら?
もう十分炒め煮したから大丈夫と器に盛ったら、食材かわまだかたいのか、食べにくそうにしている。そんな時は、器にラップをかけて電子レンジで少し加熱するとやわらかくなります。これだけで、ぐっと食べやすくなるので、試してみて下さい。
メニュー例
メニュー:ツナのトマトソーススパゲティ(完了期)
材料:玉ねぎ 1cm厚さのくし形切り1枚 にんじん 1cm厚さの輪切り1枚 さやいんげん 1/2本 スパゲティ(乾) 20g ツナ(水煮缶) 大さじ1 サラダ油 少々 水 大さじ1〜2 湯 大さじ2 ベビーフード「トマトソース」 1袋 粉チーズ 少々
●作り方
❶玉ねぎは粗みじんに切る。にんじんは皮をむいて5mm四方の薄切りに、さやいんげんは薄い小口切りにする。
❷スパゲティはゆでて、2〜3cmの長さに切る。
❹③にツナを加え炒め煮し、②を加えて、大さじ2の湯で溶いたベビーフード「トマトソース」を加える。器に盛り、仕上げに粉チーズをかける。
※ベビーフード「トマトソース」は水気が残っているうちに加える。水気が足りなかったら、水をたしてもOK。
火加減、水加減に気をつけて作ってみて下さい。