妊娠中はなにかと大変です。ましてや力仕事などはできません。そこで頼られるのがパパの存在なんです。是非知識を深めて出産に備えましょう。
出産前のパパ
赤ちゃんはママのおなかから出てきますがその瞬間までをパパの協力と共に過ごすことがその後の育児に大事な影響を与えるのです。ママはおなかが大きくなってくるので自然と母性が目覚めてくる時期です。パパは意識しないとなかなか自然には父性が目覚めません。
父性を感じるのが遅い
ママのように生理がなくなり、つわりがあったり、胎動を感じたりなどの実感がありません。父親としての自覚は、出産後初めて自分の子供を抱いて実感することがほとんどです。つまり父親と母親では自分の子供に対する認識時期にかなりのギャップがあります。
父親というのは母親と違い、産まれてから2年くらいたたないと、父親になったという実感がわかない人もいるということです。妊娠中から父親になるんだぞ!という意識を持つことが大切ですね。
パパの役割
妊娠期は、つわりやホルモンの変化によるイライラなど、女性にとっては大変な時期。そんな時、夫は妻に何をしてあげるべきなのでしょうか?
重い荷物を持ったりお風呂やトイレの掃除など、体に負担をかけるような家事は、できるだけパパが代わってあげるととても喜ばれます。食事後は食器を下げるだけでなく、洗い物までしてあげることができれば、奥さんもゆっくり休めて感謝してくれるでしょう。お腹が大きいと、床のゴミを拾う動作さえ、大変になるのですが、気づいて、さっとゴミを拾って捨ててくれたりすると、とても感謝されることでしょう。
妊婦健診の結果を気遣ったり、母子健康手帳やエコー(超音波)写真などを見て、妻とお腹の赤ちゃんの成長を共有しましょう。育児について、本、テレビ、講習など様々な媒体、あるいは友人や家族から情報を集め、知識を得ることも大きな助けとなります。夫がそれだけ関心をもって積極的に育児にもかかわってゆこうとする気持ちが妻には嬉しいものです。
そばにいる
散歩に付き合ってあげたり、生まれてくる赤ちゃんのことを話したり、一緒に名前を考えるのも楽しいですね。
特に一人目の妊娠では不安で心細くなる妊婦さんが多く、 旦那さんがそばにいてくれるだけで、大きな安心感を覚えるようです。
胎児の耳は妊娠24週間頃より聞こえるようになります。その頃より、お腹の赤ちゃんに語りかければ、30週ぐらいには語りかけた声に反応して動いてくれます。父性を育てるためにも、積極的におなかにさわってみてはどうでしょうか。また、胎児への話しかけも始めてみましょう。
陣痛のとき
陣痛が襲ってきたらパパはどうしたらいいのかわからないかもしれません。陣痛の波が襲ってきた時には、パパはママの腰を後ろから指圧してあげるのが陣痛を和らげ、ママの緊張も和らげることができるいいコミュニケーションです。
陣痛は、赤ちゃんが頭をひねりながら降りてきます。このひねる時がものすごく痛いらしいです。この時に反対側から押してあげて陣痛の痛みを和らげてあげるのが夫の役割ではないでしょうか。
パニックにならないように、呼吸法をコーチしたり、痛みを和らげるために背中のマッサージをしたり、気を紛らわせたりする役目をするのがパパです。事前にママと打ち合わせをし、少しでもラクに出産できるよう、協力していきましょう。