怖い先天性風疹症候群とは?妊婦さん必見!

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麻疹(はしか)は大体子供の頃のうちに済ませている病気の一つですよね。はしかは、子供の頃に掛かっていると体に抗体が出来て大人になって掛かることがないと言われていますが実はその抗体はずっと残っているとは断言出来ず大人になってからはしかになってしまったと言う方もいるのです。妊娠の初期は赤ちゃんの身体の大事な機能が形成されていることからその時期にママが感染してしまうと赤ちゃんにも悪影響を及ぼすそうです。どんな悪影響を及ぼすのか?予防法は?などまとめてみました。

先天性風疹症候群とは?

妊婦さんが風疹に掛かってしまうとお腹の赤ちゃんの眼や耳や心臓に障害が出てしまう恐れがあります。この障害のことを先天性風疹症候群と言います。上記にも書いた通り、子供の頃に風疹に掛かっていても抗体が大人になっても体に残っているとは断言出来ない為に自分は大丈夫!とは思わずにいてくださいね!また昭和54年から62年生まれの方は風疹の予防接種はしていないそうです。それ以外の方は中学生のときに予防接種は受けているそうですが、これから妊娠を希望しているママは抗体があるかどうか血液検査で調べてみるのも良いと思います!

先天性風疹症候群の症状は?

妊娠中にママが風疹になってしまい赤ちゃんに障害が出てしまいます。その症状としては次のものになります。心臓疾患・高度の難聴・白内障・緑内障・糖尿病・発育の遅れ・精神発達の遅れ・眼が小さくなり視力が低下する小眼球です。どれも赤ちゃんの将来に関わる重大な障害ばかりです。また妊娠1ヶ月までに感染してしまうと6割2ヶ月で3から4割3ヶ月で2割の確率で赤ちゃんに何らかの障害が出るという結果が出ているそうです。風疹にかかった時期が早い程症状が重くなる可能性が高いそうです。また妊娠20週目以降に感染した場合は赤ちゃんへの影響は無いそうです。

風疹に掛かると?

風疹にかかるとどんな症状が出るのか?突然39度前後の熱が出て発疹が全身に出てきます。耳の後ろと首のリンパの辺りに小指の爪の大きさ程の腫れ物が出来て押すと痛みがあります。また眼の結膜が充血することもあります。風疹は発症から3日位が峠と言われていて4日目以降には熱が下がりだしたり腫れ物が消えるなど症状が落ち着いてきます。

治療は?

風疹に効く治療薬がない為に解熱剤を使用しての治療になるそうです。また風疹は感染の恐れのある疾患の為子供の場合発病の7日前から発疹が出て5日後が人に感染してしまう期間なので保育園や幼稚園にはこの間は行けません。またこの期間中に熱が下がっても発疹がある場合には外には出られません。これは大人が風疹になった場合も同様です。また大人になってから風疹にかかると症状の出方が子供より重くなると言われています。

注意点

妊婦さんは予防接種が受けられない為に家族が予防接種を受けることをお勧めします。またこれから妊娠を検討されているママも注意が必要なのは、予防接種を受けたら3ヶ月は避妊が必要と国で指導しています。これは体内に予防接種で入れたワクチンウイルスが完全に消失されるのが3ヶ月後という理由だそうです。また妊娠初期(妊娠16週未満)の妊婦さんは予防接種が受けられません。いつどこで感染してしまうか分からないのが怖いですよね。予防接種を受けるだけで回避出来るものなので家族で予防接種をこの機会に受けてくださいね!

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