子供が悪い人に狙われない方法と身を守るための知識

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近年、小学生のお子さんを狙った連れ去り事件や、わいせつ事件がたびたび発生しています。

もし犯行に及びやすい条件がそろい 犯人に狙われてしまったら。

正しい防犯知識をもっていなければ、身をまもることは難しいでしょう。

今回は『悪い人に狙われない知識』と『身をまもるための知識』をご紹介します。

ぜひお子さんと一緒にご覧ください。



悪い人はいつターゲットをきめるのか

子供を狙う不審者は、いつも計画的というわけではなく、たまたま条件が整った瞬間にターゲットを決めることがあります。
「条件」とは、誰かにみとがめられることなく目的を遂げられ、逃げ切れる状況にあるかどうかということ。
人目や立地などの死角を探しながら街中を歩いていることが考えられます。
犯人から逃げるには、物理的に最低6メートル以上の距離が必要だといわれています。
6メートル先に様子のおかしい人がいたら、即座に逃げなくてはなりません。
どれぐらいの距離が6メートルなのか、お子さんと実際に測って体感させることをおすすめします。

ランドセルは捨てて逃げる

犯人との距離が6メートル以内の距離まで詰められてしまった場合は、どうしたらいいのでしょうか?
まずは「身軽になる」ことです。
ランドセルや手荷物を手放して逃げると、4メートルの距離があれば逃げ切れる場合があるそうです。
いざというとき逃げ出すためには、迷わず行動することが重要です。
ランドセルを素早くおろす練習も防犯訓練になるのではないでしょうか。

防犯ブザーと大声の練習

子供を狙う犯罪から身をまもるために、もっとも重要なのは、犯行の条件がそろう『死角』に近寄らないことです。
万が一、身に危険が及んで逃げ出すことや、逃げ切ることが困難な場合には、【防犯ブザーを鳴らす】・【大声をだす】このふたつの行動が犯罪からまもってくれます。

いざという時には体が動かず、声が出ないほどの恐怖にとらわれてしまうこともかんがえられるので、頻繁に練習しておくことが非常に重要になってきます。
とくに体中がびりびりと震えるぐらい大声で叫ぶことは普段に生活の中ではあまり経験がないことだと思いますので、どんな感覚かを知るためにもぜひ一度 練習してみてください。
また、防犯ブザーを鳴らすだけでは周囲に気づかれない可能性もあります。
手振り身振りで危険を知らせる、同時に大声を出すなど、いろいろな形で危機から脱出する方法を練習してください。

防犯の基本 いかのおすし

いか学校で【いかのおすし】という言葉を習ったことがあるお子さんもいらっしゃると思います。
【いかのおすし】は、不審者に遭遇した時の対処法を子供たちがすぐに覚えられるようにと まとめた言葉です。
もう一度、おさらいしておきましょう。
【いか】=知らない人にはついていかない
【の】=知らない人の車にはのらない
【お】=大声をだす
【す】=すぐに逃げる
【し】=しらせる

まとめ

「危ない人がきたら逃げなさい」といっても、子供には簡単に判断できないでしょう。
お子さんによっては、「違っていたらどうしよう」・「失礼じゃないかな」などと考えてしまい、瞬間的に出遅れてしまうことがあります。

間違っていてもいいのです。「おかしい」と感じた時には、とにかくためらわないこと。

このことをお子さんに伝えてあげてください。

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