熱中症の症状で親がチェックすべきポイントと対処方法

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毎日 暑い日が続く夏。さっきまで元気だったのに、子供の様子がなんだかおかしい。

ぐったりして元気がない。呼びかけてもボーっとしている。

こんな症状がでたら熱中症かもしれません。

子供は大人と比べて熱中症にかかりやすく、自覚症状がないことも多いので気が付いたときには危険な状態というケースもあります。

親がしっかり状況を把握して、適切な処置が必要になってきます。

本当に熱中症なのかチェックしましょう。



熱中症と疑われる7つの症状

熱中症といっても大きく分けて4つに分類されます。
【熱疲労】【熱けいれん】【熱失神】【熱射病】
この4つのどれかにあてはまります。

その中で見られる具体的な症状が以下の7つです。

【熱中症の症状】
発熱・嘔吐・頭痛・けいれん・めまい・動悸・汗が出ない

お子様にこれらの症状がでていませんか?
次にこれらの分類を詳しくご紹介していきます。

熱疲労

症状:呼びかけに対して受け答えはできる。冷たくべとつき蒼白な皮膚で脈は速く弱い。
頭痛やめまい、大量の汗、けだるい感じ(倦怠感)

暑い所で長時間運動したり、そこに居続けることで水分不足になり、脱水症状を引き起こします。
水分が不足すると倦怠感(だるさ)を感じるようになります。
血圧の低下も招くので頭痛やめまいの原因にもなります。

《対処方法》
1.風通しの良い涼しい日陰に運ぶ。
2.体を冷やす。顔面蒼白の場合は足を高くする。
3.着衣をゆるめアイスパックなどで首、わきの下、足の付け根を冷やす
4.可能ならば水分を取る
5.回復を待つ

熱けいれん

症状:高温下において体調異常になったが、呼びかけに対して正常に答える。
手足が震える。体が硬直し、呼吸が荒くなる。

汗を大量にかくと水分と一緒に塩分も失われます。
よくありがちなのが水分は補給するけれど、塩分を補給しないこと。
塩分が不足すると、筋肉がけいれんを起こす原因となります。

《対処方法》
1.ナトリウムを含んだ飲み物で水分補給をする。
2.風通しの良い涼しい日陰に運びストレッチを行いながら回復を待つ。

熱失神

症状:めまい、失神、顔面蒼白

暑い所に居続けると血管が膨張します。
そのため血圧が低くなり、頭にうまく血液が回らずフラフラした状態になります。
脈拍はドクドク早いのですが、血液の流れが弱い状態です。

《対処方法》
熱疲労時と同様

熱射病

症状:高温下において体調異常になり、呼びかけても正常な受け答えができない。
汗をかかなくなる。異常な発熱。意識がもうろうとしている。

体温が異常に上がりすぎている状態です。
脱水症状も引き起こしている場合が多く、汗も出し尽くしているため、体温調整ができなくなっています。
そうなってしまうと、脳(中枢神経)までダメージがおよび、身体がうまく動かないということが起こってきます。

《対処方法》
1.救急車を呼ぶ。
2.呼吸/脈拍を確認する ある場合は3-1→4→5へ ない場合は3-2→5へ
3-1.風通しの良い涼しい日陰に運ぶ。
3-2.人口呼吸/心肺蘇生法を救急車到着または呼吸が回復するまで継続する。
4.体を冷やす。
5.救急車により搬送 医療機関へ。

熱中症は自宅に帰ってきてから発症するケースもあります。
少しでもおかしいと感じたら、注意深く見守りお子様を熱中症から守りましょう。

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