子どもはなぜウソをつくの?その原因と対策方法

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子供はある年齢を過ぎると、ウソをつくようになります。それはなぜでしょう。

どういった理由から、どんなウソをどんな風につくのか、理由や原因、子供の心理など。

子供がどんな事を思い、ウソをつくのか詳しく調べてみました。



幼児期特有のウソ①

空想のお話からくるウソがあります。幼児期の脳はまだ発達段階にあり、現実と思想の違いが曖昧なところがあります。
これは2歳児ごろから徐々にあらわれ出します。好きなキャラクターやテレビの登場人物の話が現実の話と混ざってしまったり、頭で考えていた事を本当にあった事のように話したりしてしまうのです。
これは成長とともに、現実との区別がつき始めるころにはなくなっていきます。

幼児期特有のウソ②

自分の思いや願いから出るウソです。
自分がこうしたい、こうなればいいなと考えている事を思わずしゃべってしまう事です。
このウソは、誰かを騙そうとか陥れようとするウソではなく、単純に口から付いて出ただけのウソです。幼児期のウソ①②は幼児が成長していく段階に見られるものなので、気にする事はないでしょう。そういうウソを子供はつくという事を理解して、その時期の子供のウソに優しく対処してあげてください。

怒られる事を回避するためのウソ

これは少し要注意なウソです。
親に怒られる事を恐れ、自分のした事を隠したり人のせいにしたりするウソがあります。
これは自分を守るためのウソで、何とかその場を逃れようと、ウソにウソを重ねてしまう事もあります。どうしてウソをついたのかと、問い詰めても子供は本能的に自衛しているので答える事はできません。その質問はただ子供を追い詰めるだけのものになってしまいます。
注目しないといけないのは、なぜ子供がウソをついてまで自分を守らないといけなかったのかという事です。子供に対して厳しすぎたところはないでしょうか?過度の厳しさは子供を委縮させ、良い方向には進みません。ウソの原因はそういった態度にあるのかもしれません。

人の注目を集めるためのウソ

親や周りの人に褒めてもらうためや、人気者になるためにありもしない事を触れまわるウソがあります。
こちらも要注意です。これを放っておくと気にとめないような小さなことでもウソをつくようになり、ウソをついている子供自身も罪悪感というものがなくなっていきます。
そして自分がウソをついているという感覚もないまま、更なるウソを重ねていくのです。
これは子供の人格すら脅かし、周囲からの信頼や人間関係も、破綻してしまう恐れがあります。

子供がウソをつかないようにするには・・・

お父さんお母さんは、子供に厳しすぎてはいないかというところがポイントになります。
ウソをつく理由になりえるのであれば、早急に改善をした方がよいでしょう。
そして、子供にウソをつく事でどういう状況になるのか、どうしていけないのかを分かりやすく説明してあげましょう。
子供がウソをついた時に、そのウソを例えにして説明するのは有効的な方法です。
自分の行いをその場で振り返る事ができるからです。そしてお父さんお母さんはコミュニケーションをしっかりとるように心がけましょう。
子供の事をしっかり見ていれば、子供の表情やしぐさでウソをついている事どうかがわかるようになります。自分のウソを親がわかっている事を子供が理解すると、親にウソをつく必要がなくなっていきます。しっかりと子供を見て、会話をするように心がけましょう。

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