妊娠中の「人には相談しにくいお尻のトラブル」

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妊娠中にお尻のトラブルに悩まされた経験はありませんか?某調査によると、実に半数近くの妊婦が経験しているというデータもあるそうです。実は私も、1人目妊娠時も2人目妊娠時も『痔』に悩まされてしまいました。この問題に悩まされると、排便が怖くなって、便秘になって、また痔が悪化というような負のサイクルに陥りかねません。そこで、現在悩んでいる方も、私は大丈夫と思っている初期の妊婦さんも、予防や自然治癒に働きかけてみませんか?

妊娠中はなぜ痔になりやすい?

妊娠して子宮が大きくなると、その周囲にある肛門や直腸周辺の静脈が圧迫され、うっ血して痔ができやすくなります。また、妊娠中は分泌されるホルモンの影響で腸の運動機能が低下したり、大きくなった子宮が腸を圧迫したりすることにより、便秘になりやすくなります。便秘になるといきむ力がたくさん必要だし、堅くなった便が肛門を通過することでも、切れ痔になりやすくなってしまいます。妊娠中、どんどん増える体重に悩まされている中での便秘や痔というものは本当に辛いもので・・・痔になると排便にも消極的になって、また便秘になって・・・と悪循環に陥りかねません。

おススメの行動①「食物繊維の摂取」

 それなりに食べ物を摂取しないとやはり便というのは形成されません。なので、食物繊維をしっかり摂取して、まずは便を作ってあげましょう。私がおススメの食材は、ズバリごぼうとスイカ。ごぼうは、みそ汁や炊き込みごはん、煮物等何に入れても美味しいし、歯ごたえも良くって、万能選手だと思います。スイカも、暑い夏には食べやすいし、おススメ。

おススメの行動②「水分の摂取」

水分が不足していると便が堅くなって排泄されにくくなるので、これも大事。ただ、妊娠中はむくみにも悩まされやすいので、水分・塩分摂取にも注意している方が多いのではないでしょうか。そこで、私のイチオシ食材が、さっきも書いたスイカ。スイカにはカリウム等塩分の排泄や利尿を促す成分も入っているし、スイカの約90%が水分だからカロリーも控えめだし、満腹感はあるし。そんなに食べてないのに、とある妊娠7ヶ月の日、1日で2㎏増えたということが・・・その次の日に朝ごはんと昼ご飯のメインをすいかにすると、いつもよりトイレに行く回数が増え、結局前日の体重はリセットされるということがありました☆その時から、スイカはいつも大玉で購入しています。

おススメの行動③「運動やストレスフリーな生活」

運動不足も腸の運動を鈍らせるので、適度な運動は必要。でも、お腹の張りやだるさに悩まされている妊婦さんはそうはいかないと思うので、せめてストレスフリーな生活を心掛けましょう。ストレスも、腸の運動を鈍らせるから、できるだけリラックスした生活を楽しんでもらいたいものです。

痔になってしまった時には・・・

痔になってしまった時には・・・
 やはり、病院を受診するのが一番ですが。ちょっと出血している程度であれば、私は自宅で様子を見ています。切れ痔の時は、まず肛門からの出血か性器からか、きちんと確認することが大事。次に痛みがある場合、市販の痛みどめは飲めないので、安静にしていれば痛くないとか我慢できるレベルなのか。感染も怖いので、ウォシュレット等を用いて清潔に保ったり、排泄後に拭く時もゴシゴシこすらずに押し拭きで肌に負担がないようにご注意を。

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