五体満足で健康で元気な赤ちゃんを産みたい!と思う気持ちはみなさん同じですよね。妊娠中、または妊娠に気付いたら赤ちゃんの為に気を付けたいこと、止めなければいけないことがあります。今一度、確認しておきましょう。
お薬
ついつい体調が悪いと薬を飲もうかな、なんて思いますが飲む前にちょっと待った!です。すぐに手に入る市販の薬ですが、妊娠中は飲むことが出来ない薬がほとんどです。箱の裏面等、説明を見てみましょう。妊娠超初期は、体温が高い、下腹部に生理前に似た鈍痛、吐き気、頭痛など風邪に似た症状が出やすいので薬に手を伸ばしがちですが、妊娠の可能性がある場合は飲むのはやめましょう。どうしてもの場合は妊娠している可能性がある旨を伝えて病院で薬を処方してもらいましょう。
しかしなぜ、薬がいけないのか?ですが、ちょうど妊娠の分かる妊娠4~7週では胎児の重要な器官ができる時期であり奇形に関して最も注意すべき時期なのです。続けて妊娠8~15週末までも性器、口蓋の形成期であり、注意が必要です。そして妊娠16週以降は奇形の心配はなくなりますが、薬は胎盤を通して胎児にいきますので服用する際には医師に相談するのが良いかと思います。
レントゲン
こちらも薬同様に「放射線を被ばくした日」が重要なのですが、妊娠8週以内では、胎児に奇形を起こす可能性があったり、初期流産の可能性があります。しかしその後、胸部、腹部、X線検査、CT検査などを受けたとしても胎児へ奇形等の影響を発生する放射線量の最低ラインを超える量はありません。かと言って、なんらかの理由で検査を受ける際は妊娠中であることを医師に伝えましょう。
http://www.ladys-home.ne.jp/faqsite/ans-files/FAQ-I/FAQ-I9.html
カフェイン
カフェインはなぜ控えなければならないのか。
カフェインは胎盤を通りやすく、胎児に移行して母体と同じ濃度になるのだそう。
すると胎児はどうなるのか。
カフェインには胎児の中枢神経を覚醒、興奮させる作用があり、子宮内の胎児発育遅延のリスクが高くなるのだそうです。影響があるのは胎児だけではなく、母体では尿からカルシウムが排泄してしまったり、鉄分の吸収も妨げてしまうのです。
いくらカルシウムや鉄分を摂ろうとしても、カフェインを摂ってしまっては無意味なワケです。
しかし、どうしても飲みたい時ってありますよね?そういう時はノンカフェインにするか、1日2~3杯程度で抑えて下さいね。
アルコール
アルコールは妊娠が分かった時点で確実に止めるべきです。
気付かず飲んでしまったけど大丈夫?と心配される方もいるかと思いますが、
胎盤が出来る前、妊娠超初期なら影響はないそうです。
胎盤が出来てしまうと、赤ちゃんへ渡ってしまいます。
アルコールに対して免疫のない赤ちゃんは、長い間酔っぱらった状態になるわけです。
すると神経などが死んでしまい、発達が遅れます。
先天性疾患で「胎児性アルコール症候群」があります。
母体が摂取したアルコールで、成長の遅れ、低体重、低身長の赤ちゃんが産まれてくる可能性もあれば、言語発達、注意欠陥など知覚障害が見られることも。
どうしてもの場合はノンアルコールにしましょう。
タバコ
タバコも吸われている方は妊娠が分かり次第、禁煙すべきです。
ニコチンは血管を収縮させる作用があり、母体内の血流が悪くなります。
一酸化炭素は運ばれるべき酸素が運ばれず血液中で酸素が不足してしまいます。
その結果、胎盤、子宮での血液の循環が悪くなり、子宮収縮が起こりやすくなったり、胎盤機能の低下が起こったり、流産や早産、前置胎盤などのトラブルが発生しやすくなります。
もちろん赤ちゃん側にも必要な栄養や酸素が不足する為に低体重、子宮内胎児発育遅延などの影響を及ぼします。