発達障害の子どもの子育てと親のストレス発散方法

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近年発達障害という言葉や障害が一般にも知れ渡るようになってきましたが 10年ほど前までは、親にも教師にも医者でさえ認識の薄い障害でした。 「育てにくい」と感じて、ストレスを抱えた親御さんも多かったのではないでしょうか。



発達障害とは?

『発達障害とは、先天的なさまざまな要因や、幼児期の病気や外傷などよって起こる発達遅延で、
生活に支障が出る状態の事です。
主な障害には、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、
高機能(知的発達の遅れのない)自閉症のなどがあります。
発達障害は早期発見、早期治療により改善するといわれています。』

発達障害の診断

うちには、発達障害を持った子どもが二人います。
しかし、生まれつき発達障害とわかっていたわけではなく
育ちの中で徐々にわかってきたのです。
ずっと健常児だと思って育ててきたわけですし
病院で発達障害と診断された時は、とてもショックでした。
しかし、一方で「育てにくかったのはそのせいだったのか」と
ほっとした気持ちもありました。

発達障害児の子育ての本音

障害があってもなくても、子育ては決して楽ではありません。
反抗期やワガママ、躾や友だち関係、進学や習い事などなど、
成長の過程で起きてくる様々な問題や課題に、どこの親御さんも悩みが
尽きないことでしょう。
それだけでも、親はストレスを感じる上に、さらに発達障害も加わると
苦労やストレスは、当然の如く多くなってきます。

*自分の子どもが可愛いと思えない。
*何度教えても覚えてくれない。
*気持ちがなかなか伝わらない。
*うちの子どもは宇宙人ではないのか?

わたしも発達障害児を持つ親の会などで、親御さんの苦労や悩み、
ストレスを随分と聞かされたものです。

発達障害の二次障害

しかし、自分の産んだかけがえのない子どもなのですから、
社会に適応できるようになるまで、育てていかなくてはなりません。

『幼児期に障害に合った子育てをしないとこじらせ、
その結果として思春期にこの蓄積が不登校や引きこもり、鬱、などの情緒的障害を伴ったり、
チック、吃音を示したり、反抗的・挑戦的な面が強くなって反社会的な行為に及んだりすることもあります。
これを元の障害への適切な対応を行わなかったために現れた情緒的にこじれた状態、二次的な現象として“二次障害”といいます。
本来は防げたものです。知的に遅れがある場合は親が受け入れ、
その障害に合った対応をしますので二次障害は起こりません。
これは発達障害児特有のものです。
この二次障害で苦しんでいる多くの成人の人がいます。』

発達障害児を持つ親のストレス発散方法

子育ては、毎日のことですから、特に長い時間一緒に過ごすことの多いお母さんには、とてもストレスが溜まります。
経験上、健常児の子どものママ友と話しても、なかなか理解されないことが多く、余計にストレスが増えます。
わたしが個人的に良かったと思うストレス発散方法を書いてみますね。

*まず親が発達障害のある自分の子どもを丸ごと受け入れる。
*相性の良い主治医を持つ。
*学校と教師担任に障害の理解を得る。
*適応教室もしくはフリースクールなど子どもにあった学校を見つける。
*同じ障害を持ったママ友またはパパ友を持つ。
*障害関係以外での子どもに合った習い事や打ち込める趣味を見つける。
*親自身も子どものこと以外での打ち込める仕事や趣味を持つ。

ずっと子どもと一緒に過ごすのは、子どもにとっても親にとってもストレスですよね。
発達障害の子どもを持ったお母さんでノイローゼになって、子育て自体ができなくなった方も多いと聞きます。
発達障害は、対処に寄っては症状が軽減もしますが、一生治らない場合もあります。
どちらにしても、長い闘いになりますので、上手にストレスを発散しながら
長い道のりを子どもたちを見守りながら、親自身も元気に過ごして生きたいと思っています。

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