「怒る」と「叱る」は違う!子供を叱るときにしてはいけないこと5つ。

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しつけの中でも特に難しいのが「叱り方」だというお母さん方も多いのではないでしょうか?

子育て中、ついつい子どもにイライラして感情的に怒ってしまうこともあると思います。しかし、「叱る」というのは、イライラの感情をぶつけることではありません。子どものやる気をUPさせて、能力を伸ばしていきたいならば叱り方にも気をつけることが大切です。



●大声を出す

大きい声を出して叱ったからと言って、子供は言う事を聞いてくれるわけではありません。

大声を出すことで、恐怖を与えているだけなのです。子供は委縮してしまい、何がいけないのか分からなくなります。まずは何がいけなかったのか、どうすれば良かったのかという事を子供に分かりやすく伝えてあげることが大切です。

●叩く(虐待)

言う事を聞いてくれないとついカッとなって手が出てしまったという人も多いと思います。しかし、子供からすれば、自分より圧倒的に力のある大人から受ける暴力は脅威です。子供の心にとても深い傷をつけてしまいます。子供は何に怒られているかも分からずに「叩かれないようにしよう」と親に怯えて過ごすようになります。
そして、幼いころに叩かれたり蹴られたりして育った子供は、後に問題行動を起こす可能性が高いというデータもあります。

●大勢の前で叱る

人が大勢いる前で叱るのはやめましょう。ショッピングモールやスーパーなどでよく怒られて泣いている子供を見かけます。
子供にも自尊心はあるので、皆の前で叱られると晒し者になったような気分になって傷ついてしまいます。できるだけ二人きりになって言い聞かせるようにしましょう。これは外だけではなく、兄弟の前でも一緒です。

●感情的になる

怒る=感情で叱る=教育です。怒りの感情を込めると、子どもは「自分は親に嫌われている」「憎まれている」と思ってしまいます。叱る前は、一度深呼吸をして落ち着いてから子供と向き合うようにしましょう。

急いでいるときにグズグズされたり、何度も同じことを言わなければならない場合、つい感情任せにガミガミ言ってしまいがちですが、「早くしなさい!!」と怒ってもあまり効果がないのです。
例えば靴を履かないでグズグズしていたら、「座って履くと早く履けるよ」などと具体的な方法をアドバイスする方がいいです。

●否定的な言葉を使う

「ダメでしょ!」「なんで〇〇できないの!?」「○○ちゃんはできているのにね」「○○にはまだ無理」「そんなことする子好きじゃないなぁ」など…。
親が日頃から否定的な言い方で叱ると、子どもは自己主張ができなくなり、無力感を持つようになります。そして大人になってからも「どうせ無理だ」「ダメだ…」とすぐに諦めてしまうような大人になってしまいます。

★「ダメでしょ!」ではなく、「○○するといいよ!」「○○の方が良いよ!」
★「○○ちゃんはできているのにね」➡「これはできているね」「もう少し頑張ってみよう!」
★「○○には無理」➡「してみたいよね。でもまだ〇〇だから無理なんだよ。」

など、言い方を少し変えるだけで印象が変わります。

皆さんの叱り方で、思い当たる点はありましたか?この機会に自分の行動をチェックしてみてください。

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