【まず5秒】アンガーマネジメントで怒りを鎮める!アダルトチルドレンを作らないためにも

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子供を育てていると、つい子供がダメなことをして叱ってしまうことがあります。叱ること自体は悪いことではないのですが、イライラが収まらない時があったりする時も……。ママが上手に叱るにはどんな方法があるのでしょうか。そして、怒ると叱るの違いは?

子供がアダルトチルドレンにならないためにも重要な、大切なコツを紹介します。

怒ると叱るの違いは?

マナーを教えるためには怒らなくてはいけないような気がします。一時期、子供を叱らない育児が流行しましたが、大型ショッピングセンターで走り回る子供たちを見ながら笑顔の親も叩かれがちです。
ただ、子供がちゃんと言う事を聞いてくれるにはどうすればいいのでしょうか。

怒ると叱るの違いですが、

怒る……語源は「起こる」で腹を立てること 
叱る……目下の人に欠点を指摘すること 

子供は「怒る」ではなくて「叱る」ことが大切です。自分自身の感情の沸点を抑えることができないママが、自分の思いのままにどなったりすることを「怒る」にします。何がダメなのかを教えることで「叱る」に変わり、子供のことを思っての指導になります。

叱る上手なコツは「なぜダメなのか?」を教えること。人から叱られるからダメなのではなくて、「これをすると人に迷惑がかかる」「大人の人も来ているからマナーを守ってほしい」「騒いだら他の人はどう思う?」と子供の想像力を信頼して伝えてみましょう。

アダルトチルドレンになってしまう危険性が……

もし、ママやパパの気持ちのままに「怒る」ことをしていると子供はアダルトチルドレンになってしまうことがあります。

「アダルトチルドレン」は心理学で使われる言葉なのですが、大人になれない子供です。
アダルトチルドレンは、子供時代、親と関係がよくなかった人に多いと言われています。幼少期に親の顔色をうかがって苦しんでいた時に、大人になってからが苦しいことがあります。もともとは親がアルコール中毒の子供を指しているのですが、現代では怒りっぽい親の子どもが大人の顔色をうかがって育った結果、

・うまく社会に適応できない
・自分自身で生きにくさに苦しんでいる
・精神的な病気を抱えている
・人に認められたいと強く思っている
・承認欲求が強すぎる
・完璧主義
・愛情を受け入れることができない
・執着したり依存したりする

ことになってしまうことがあります。

アンガーマネジメントをはじめよう

女性の場合は、イライラがホルモンバランスのせいでコントロールしにくいです。しかし、怒りをマネジメントする「アンガーマネジメント」が流行しつつあります。

アンガーマネジメントは、怒りをコントロールすること。
アンガー=anger(怒り)をマネジメント=management(管理する)ことで、怒った状態を持続させずに管理できるようにすることを指します。 

・自分の考えとは違うことが起こってイライラ
・人にあたってしまう
・怒りで人を傷つけてしまう

イライラした時に使える方法で、自分の子供のほか、仕事をしている人は仕事中にも使うことができます。

【アンガーマネジメントの簡単なやり方】
叱る時に、5秒カウントします。
ゆっくり心の中で「1,2」とカウントしていくことで怒りの感情が少し落ち着きます。 

アンガーマネジメントの上級者はこうする!

また、5秒で怒りがコントロールできない時には違う方法で怒りをコントロールします。

アンガーマネジメントではイライラを点数にします。→自分のイライラを何点になるのかを評価してみてください。どのくらい強く怒っているのかを点数化することで、もしかするとそこまでイライラしなくてもいいことに怒っている可能性もわかります。

イライラしていることを書きだす→自分のイライラ対象について、ノートに書きだしてどんなことにイライラしているのか、解決するためにはどうすればいいのかを考えてみます。書く事で客観的になれます。

価値観は様々だと感じる→もし相手が悪気なくやっているのなら、違う価値観もあるのだと認識します。

イライラした時にどうすればいいかを考える→例えば、イライラが外から来るものだとするなら、同じことが起こった時に距離を置く、耳栓をするなどの対策方法を考えます。 

白黒つけない→怒りの原因がすべてなくなることはありません。世の中のことは白黒つかないこともあります。

怒らない人間になるためにできるコツ

怒りをコントロールできるママは上手に息抜きができています。

・子供を他の子と比較しない
自分の子供と他の子を比較すると出来が違うのでイライラしがちです。比較しないことが大切です。

・理想の人がいたらマネしてみる
いいなと思う人のいい部分をマネしてみましょう。上手な人間付き合いなど参考になることがあるはずです。 

・嬉しいことを考える
イライラしてしまってどうしようもない時には嬉しいこと、楽しいことを考えるようにします。

・体調管理が大切
体調が悪い時、女性はPMSの時にイライラすることもあります。怒りの沸点が低い時は体調が悪い時が多いので、できるだけ体調をコントロールするようにします。

 

子供も保育園や幼稚園に入り、言葉がわかるようになるとマナーを教えることができるようになります。子供の性格にもよりますが、何回か言って聞かせることで、子供も「ここでは静かにした方がいいんだな」とわかるようになる子がほとんど。4歳、5歳ごろからマナー教育をはじめてみましょう。

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