子供がよく1人で怒っていて、親も手がつけられない……。
親は、子供がイヤイヤ期なのか、怒っているのかわからない時があります。
そんな時にできるのが「アンガーマネジメント」。
「アンガー」=怒り+マネジメント=なんとかする・管理するの意味で、子供はもちろんですが、親も参考になることがたくさんです。
子供もできる!アンガーマネジメント
アンガーマネジメントの基本的なやり方は、「カウントするだけ」。しかも、必要なのは6秒です。
ムカっときたことがあっても、心の中でゆっくり「1、2、3、4」と6秒カウントするだけで怒りをやりすごすことができるというものです。
これは”怒りは6秒より長く持続しない”理由からできた方法なのだとか。
本当に6秒でいいのか半信半疑な人もいることでしょう。ですが、元手はかからないので、子供に対してカッとなる前に数を数えてみましょう。
このアンガーマネジメントは、1970年に始まった心理教育。
管理職やママが実践していることが多いですが、実は、怒りっぽい子供にも取り入れられるのだそうです。
何歳からはじめられるの?
子供がアンガーマネジメントを取り入れられるのは5歳くらいから。
大体幼稚園の年中さんくらいの年齢です。
ただ、3歳くらいから言葉がわかるようになりますから、言い聞かせながら親子でアンガーマネジメントをしてみるのもいいかもしれません。
やりかた①:カウントさせる
大人のアンガーマネジメントと一緒で、子供が怒っている様子なら同じくカウントさせます。
1~6までカウントさせた後、深呼吸させて、「どうして怒っているのか?」を聞きます。
やりかた②:問題を見つめさせる
ただ怒っているだけの3~4歳に比べ、5歳以降になると、どうすればいいか考える力がつきます。
1.自分がしたいことを通して相手がガマンする(win-lose)
2.二人ともガマンする(lose-lose)
3.お互いが希望通りになる(win-win)
の図式で、一番理想的=3のパターンになるのはどれかを考えさせます。
例えば、兄弟げんかで1つのものを取り合った時は、1.自分が使う、2.親が取り上げる、3.順番に使うとなります。「どうすれば2人とも楽しく遊ぶことができる?」と子供自身に聞いてみます。
最終的に、「順番に遊べば2人とも楽しいね」と、どちらかも楽しい方法を探させることが大切です。
こうしてみても:好きなキャラクターとお話させて
子供が怒っている時は、親に話すのも躊躇するかもしれません。また、親に対して怒っていることもあるかもしれません。
そんな時は子供が好きなキャラクターのぬいぐるみと対話させてみましょう。
ミッキーが好きでぬいぐるみがあるのなら、ミッキーに「どうしたの?」と聞いてもらう形にして話をしてもらいます。「ミッキーも○○されたら嫌だな」、「ミッキーも解決法を考えてみるね!」と代弁させることで、子供にもすんなり聞いてもらうことができます。
怒りをコントロールするのは、親でも難しいので子供はもっと難しいはず。ただ、幼少期から訓練をすることで集団生活に早く慣れることができる利点もあります。
いかがでしたか?
怒りコントロールができたら、子育ても楽しくなるかもしれませんよ。
今日からはじめてみましょう!