出産後に働くママは、昼間に赤ちゃんをあずけないと、職場に復帰できませんね。
保育所不足が言われていますが、たしかに都心部では保育所は足りませんし、待機児童もたくさんいます。児童福祉法で、保育所にはいれる子どもは、行政が指定することになっています。保育に欠ける子ども、つまり両親共働きで、家庭での子育てで子どもが成長できない場合に、保育園に預けることができるんですね。ところが、なかなか申し込んでも、保育所に入れてもらえない。保活(ほかつ)と呼んで、妊娠中から入所に奔走せねばならないことも。ここでは、保育所に入りやすくするポイントをまとめてみました。絶対的なものではなりませんから、あくまで参考にしてくださいね。
母親のフルタイム就業
ママが、フルタイムで働いていたら、お子さんの優先順位は高いのが一般的です。
つまり、産前産後の14週の出産休暇を終えると、自動的に職場に戻らないといけません。
もちろん、育児休暇を取得して、そのあいだは雇用保険からの給付補てんで暮らすということも考えられますが、できれば元の職場で、バリバリと働いた方が、保育園に入れてもらえやすい。
父親の就業
父親の就業時間が、保育園の入所の順位に関わることがあります。
朝早くから夜遅くまでの勤務で、しかも通勤が遠いとなると、必然的にママに負担がかかるわけで、育児のサポートの面でも、保育所に入れるべきだとなるわけです。
行政に提出する、保育所の入所申込書に、ウソは書けませんが、父親の就業についても詳しく書くとプラスになります。
入所希望の保育園を複数
保育園は多くの自治体で公設・公営と民営がまざっています。
入所を希望する児童の募集は、市役所もしくは福祉事務所が一括して行いますから、願書は1か所で良いのですが、問題は希望の保育所に入れるかどうか。
自宅から一番近い、職場と自宅の間になるなど、希望の保育所について申し出たいことはいっぱい。でも、第2希望第3希望も産めないといけませんん。
行政の割り振りは冷徹、良く言えば公平なので、第2・3希望になることもありますし、保育園の評判も気になります。
しかし、まずはママの職場復帰が前提。保育所を変わるのは事実上難しいですが、入れない時のことを考えると、第3希望で良し、としておくのも大事です。
年度末までの育休はマイナス
年度末や年度お始め。
日本の習慣で、4月からの入所受け付けが慣例となっていますが、保育所は、必要な児童を入所させるべき施設ですので、年度替りはあっても、あまり重視されません。
とにかく、緊急に保育所に預けたい、預けなければならない。産後8週の休暇が終わった、生後57日目からの入所を強く申し出ておくことが、優先順位を上げることにもなります。
もちろん、育休は大切ですし。施設側は4月からの入所を勧めるでしょうが、お子さんは、生後57日から、元気に保育園に通い始めますよ。
入れなかった場合、不服審査がある
なぜ、うちの子だけが・・・
保育所に入所できなかった時の、ママの落ち込みと絶望は本当につらい。でも、何の責任もありません。
定員が少なすぎることが問題ですから。
4月に入れなくても、5月6月に、追加の申請をして入れることもありますし、それでも入れないなら、行政への不服審査をしましょう。
職場に復帰しないと経済的に成り立たないことなどを、理路整然と記すことが大切ですね。