1歳から2歳児の子供の言葉の遅れが気になるとき

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発達心理学の教科書には、小さいうちに教えなければ、一生涯言葉を話さないこともあると書いてあります。言葉に関しては、親が子供に教えるしかないのです。だからといってあまりがんばりすぎる必要もないでしょう。毎日の育児の中で、養育者が子供の遊びの中に入って、簡単な言葉かけをしながら遊んでやればよいのです。



1歳から2歳児の子供の言葉の遅れが気になるとき

発達心理学の教科書には、小さいうちに教えなければ、一生涯言葉を話さないこともあると書いてあります。言葉に関しては、親が子供に教えるしかないのです。だからといってあまりがんばりすぎる必要もないでしょう。毎日の育児の中で、養育者が子供の遊びの中に入って、簡単な言葉かけをしながら遊んでやればよいのです。

言葉の遅れが気になるとき、小児科医がまず疑うこと

近所の1歳半検診を担当している小児科医の方に伺いました。
1・耳が聞こえているか
2・環境的原因か
3・発達障害があるのか
4・声を出す咽の筋肉の問題か
1は耳鼻科で聴力検査を受けます。2~4は小児科で言語聴覚士さんからリハビリを受けます。3はまずは小児科へ受診をしてください、必要なら発達外来へ紹介状を書いてもらえます。

テレビをつけっぱなしにした環境で育児をしないでください(環境的要因)

中には、ほっておけばそのうちしゃべるようになると思うと言いながら、テレビをつけっぱなしにした部屋で子供がひとりで遊んでいるのを無視してのん気にしているお母さんもいるようですが、論外です。コミュニケーションの能力や社会性は、生後に発達します。これは主な養育者である母親が、子供の相手になって遊んでやることによって身につくものなのです。

テレビはつけっぱなしにしているけれど、見ていないからいいんじゃないかと思うと言うお母さんも見かけますが、魅力的な映像や音楽などであふれているテレビの方に、子供は興味をとられ、お母さんとの会話からコミュニケーション能力を身に着ける機会を奪っているのではないでしょうか?

発達障害かどうかは何歳ごろからわかるの?

発達障害を心配するお母さんもいることでしょう。著者の住む地区の病院では、3歳以降になって診断がでます。それより前に診断することは難しいと言われています。小児の発達を専門とする病院へかかりましょう。しかし、診断がつく前であっても、多くの自治体では2歳前後から保健センターで行う親子教室に参加することができるようです。もし、発達障害であることがのちのちわかったとしても、親子教室でコミュニケーション能力を培うことは決して無駄にはならないことでしょう。

知的障害かどうかは何歳ごろからわかるの?

著者の住んでいる地区の保健センターで発達検査を行っている臨床心理士さんに話を聞いたところ、2歳ごろから知的障害があるかどうかはわかると言われました。知的障害はIQ70以下をさすことが多いそうですが、地域によってはIQ75以下で知的障害と診断されることもあるようです。

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