ほめるという事と、叱るという事、これは両極端ですが、試してみると分かりますが実は、ほめるのも叱るのと同様とても難しいものだと思います。
ほめ方に基準があるのか、効果的なほめ方はあるのかなど、ほめる躾のメリットをあげてみます。
嬉しくてほめるそれが大事なポイント
子どもが生まれて、初めてママが何も考えず、手放しで子どもをほめたのは、いつだったか思い出せるでしょうか?
人によって様々だと思いますが、初めておもちゃをつかんだ時?ハイハイが出来た時?
それとも上手にヒーローの変身ポーズが出来た時?
その時の、「すごいね、やったね、上手だね、成長したね。」という感激はいつまでもママやパパの心に残るのではないでしょうか?
ほめることの根本は、そこにあると思います。
(あなたが、頑張ったことが、とにかくうれしい。)
(成長した姿に拍手をおくりたい。)という心の底から湧いてきたママの素直な気持ちが言葉になり、子どもの心に響いて行くのだと思うのです。
結果を考える必要はない
中には、叱るよりもほめる方が子供は伸びるって言うし・・・などと構えてしまうママもいるかもしれないですが、最初はまだそれほど、結果を考える必要はないのではないかと私は思います。
とにかく自然体が一番いいと思います。
昨日できなかったことが、今日は出来た、すごいねその気持ちをストレートに子供に伝えていきましょう。
また、子どもが頑張ったことを嬉しそうにしていたら、同じ目線になって喜んであげることも大切です。
ほめられることは自信に繋がる
子どもだけではなく、大人でもほめられることは好きだと思います。
ほめる言葉は自分の自信に繋がるし、もっと頑張るぞという、意欲にも発展していきます。
子どもだってそれは、同じです。
まして、大好きなママにほめてもらえたら、子どもにとっては何よりも、ママの笑顔が見れたこと(自分がママを笑わせたこと)が、嬉しいのではないかと思います。
もので釣るのはNG行為
おだてるとほめるの区別は難しいですね。
0歳くらいの時はおだててほめる事も時には必要かと思うのですが、2~3歳児くらいになれば、親が本心から喜んでくれているかを見抜くようになります。
また「〇〇ができたら〇〇を買って(して)あげるね。」などと、親が子供の行動を抑制して、子どもが何かを達成したとしても、それは子供の為にはなりません。
ご褒美をあげるとしても、子どもが何かをやり遂げた後、「良くできたね、すごいね。」と不意に何かをプレゼントするのはありだと思います。
見返りを期待して、自分の行動を選ぶ行為だけはさせないように、注意して下さい。
ほめると叱るのけじめをつけよう
ほめる躾がいいとは言うものの、約束を破ったり、誰かを傷つけるようなことをしたときには真剣に叱ることも必要です。
ほめられてばかりでは、喜びは薄れてしまいます。
きちんと叱る時には叱るからこそ、ほめられた時の嬉しさはひとしお、心に染みるのです。
子どもが、頑張ったことや良い面は、その都度ほめてあげて、悪いことをしたらきっちり叱るというけじめをつけて行きましょう。