赤ちゃんはよく母乳やミルクの吐き戻しをしますが、体調が悪い時の吐き戻しはどうしたらよいでしょう?そして、どのような離乳食を与えたら良いのでしょうか?吐き気があるときでも食べられる離乳食をご紹介します。
お世話の仕方は?
吐いた直後は何も与えず、1~2時間絶食して胃腸を休ませます。脱水を心配して水分を与えたくなりますが、水分が吐き気を長引かせることがあるので、少し待ちます。強い吐き気が治まったら、番茶や赤ちゃん用イオン飲料を一口ずつ、約10分間隔で与えてみます。
離乳食は?
吐かない状態が1~2時間続き、食欲が出てきたら、野菜スープ、よく煮込んだうどんやおかゆなど、脂肪分を含まないようなものから与えます。様子を見て吐き気が治まっているようなら、なるべく早く通常の離乳食に戻します。
それでは、離乳食の段階ごとにメニューを紹介します。
中期(7~8ヶ月)からのメニュー
野菜スープ
材料:キャベツ 20g 玉ねぎ 20g にんじん 20g 水 1カップ
①キャベツ、玉ねぎはざく切りにする。にんじんは皮をむいて、ざく切りにする。
②鍋に①と水を入れて火にかけ、煮立ったら火を弱め、アクを取りながら15分くらい煮て、こし器でこす。
吐き気が治まった後の最初の一口に、中期以外の後期、完了期にも使えます。
後期(9~11ヶ月)からのメニュー
豆腐と野菜のあんかけ
材料:カリフラワー 10g ブロッコリー 5g にんじん 少々 絹ごし豆腐 1/5丁 出し汁 大匙4 醤油・片栗粉 各小匙1/3 水 小匙2/3
①カリフラワーとブロッコリーは小房に分ける。にんじんは皮をむき、小さい短冊切りにして、それぞれ下ゆでをする。
②鍋に出し汁を温め①を入れて火を弱めて煮る。3等分に切った豆腐を加え、しょうゆで味付けする。
③豆腐が温まったら豆腐だけを器に盛り、野菜と汁は溶いた片栗粉でとろみをつけ、少し冷ましてから豆腐にかける。
初めは食べやすい豆腐だけ与えてみて、食べられそうなら野菜も与えてみてください。
完了期(12~15ヶ月)からのメニュー
みそおじや
材料:玉ねぎ 10g にんじん 5g ごはん 60g 鶏ササミ挽肉 20g 小松は(葉先) 5g 出し汁 1カップ みそ 小匙1
①玉ねぎは、粗みじん切りにする。にんじんは皮をむき、3mmくらいの厚さに切り小さく切る。
②鍋にごはん、①、出し汁を入れて、火にかけ、煮立ったらひき肉を加えて箸で混ぜてほぐす。弱火にし、アクをとりながら20分くらい煮込む。途中で水分がたりなくなったら、出し汁(分量外)をたす。
③②に茹でて細かく刻んだ小松菜を加え、味噌を溶き入れて味付けをする。
胃に負担をかけないように味付けは控えめにしましょう。
吐き気を誘わないように、くせのないもので、早く食欲が戻りますように。