赤ちゃんが下痢の時の離乳食はどうする?

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赤ちゃんにが下痢になってしまったら、お腹の調子が悪そうなとき、小児科を受診し、医師と相談しながら、大丈夫であれば離乳食をあげてみましょう。段階ごとのメニューをご紹介します。

お世話の仕方は?

果汁、果物、乳製品は避けます。下痢があっても、元気で食欲があれば、消化の悪い食材を避ける程度で様子を見ます。脱水症状をふせぐ為に、水分を少しずつ、こまめに与えましょう。下痢で失われた電解質を補うには、赤ちゃん用のイオン飲料が最適です。ただし、大人用のイオン飲料を与えてはいけません。ほかに野菜スープや薄めた味噌汁もおすすめです。

離乳食は?

水様便なら、離乳食は中止して、様子によっては小児科を受診しましょう。離乳食は消化の良いおかゆやマッシュポテトなどから再開し、便の状態を見ながら、徐々に元に戻して行きましょう。
では、段階ごとのメニューをご紹介します。

中期(7~8ヶ月)からのメニュー

にんじんがゆ
材料:にんじんの汁(すりおろしてしぼったもの) 10g 7倍がゆ 60g 塩 少々
①にんじんは皮をむき、すりおろしてガーゼに包み、汁を絞り、材料の分量を用意する。
②鍋に7倍がゆと①の汁を入れて火にかけ、3~4分煮て、塩で軽く味付けをする。
③人肌に冷まし、スプーンでざっとつぶす。

しぼり汁のみ使い、胃腸に負担をかけないようにしましょう。

後期(9~11ヶ月)からのメニュー

白身魚とじゃがいものやわらか煮
材料:じゃがいも 30g にんじん 5g 白身魚(ひらめ) 15g 出し汁 1/2カップ 醤油 小匙1/3
①じゃがいもとにんじんは皮をむき、いちょう切りにする。じゃがいもは水にさらして、アクを抜く。
②鍋に出し汁と①を入れて火にかけ、やわらかく煮る。
③皮と骨を取り除いてそぎ切りにした白身魚を②に加え、しょうゆで味付けし、4~5分煮る。

食欲が出てきたら、消化の良い白身魚はいかがでしょうか?

完了期(12~15ヶ月)からのメニュー

おろし煮
材料:大根 15g さやいんげん 5g 白身魚(かれい) 20g 出し汁 1/4カップ 醤油 小匙1/6
①大根は皮をむき、すりおろす。さやいんげんは、すじを取ってゆで、斜め薄切りにする。
②白身魚は皮と骨を取り除き、そぎ切りにして材料の分量を用意する。
③鍋に出し汁と醤油を入れて火にかけ、②を加えて弱火で5~6分似る。①を加えてひと煮立ちさせる。

胃腸に優しい大根おろしで食べやすくしましょう。
乳製品、果物を中止して、早くよくなりますように。

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