つげ櫛の特徴とメリット。産後のヘアケアにぴったりです♪

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昔から日本人女性に愛用されてきたつげ櫛。

なんとなく『年配女性が使うもの』、『着物の時に使う装飾』というイメージがあり、若い方にはなじみがないかもしれません。

ですが、つげ櫛には抜群のヘアケア効果があります。

産後のヘアケアにもぴったりですよ♪

具体的にどんなメリットがあるのか、ご紹介します。



静電気が起きない

つげ櫛はその名の通り、つげの木から作られています。
木製のため、プラスチックなどで作られた櫛やブラシと違って静電気が起きにくいという特徴があります。

静電気が起きにくいということは、枝毛や切れ毛になりにくいということです。
髪にダメージを与えないので、キューティクルが整います。

産後はホルモンバランスが乱れ、頭皮や髪も傷みやすい状態になっています。
静電気が起きにくいつげ櫛は、産後の敏感な髪にやさしいというわけですね。

適度な油で髪にツヤが出る

つげ櫛は、椿油などの植物油を染み込ませて使います。
そのため、髪を梳かすたびに櫛の油が髪をコーティングしていってくれます。
髪に潤いと栄養分が浸透していくというわけですね。
つげ櫛で髪を梳かすと髪にツヤが出ると言われているのはこのためです。

髪に直接ヘアオイルをつけるわけではないので、つけすぎになる心配がありません。
つげ櫛を一度使うと、髪のツヤがとってもキレイに出るので驚きますよ。
一度使ったら手放せない!と言われるのも納得です。

頭皮のマッサージ効果

つげ櫛は木製なので、先端を触ると少し硬いと思われるかもしれません。
ですがしっかりと仕上げをされた上質なつげ櫛で髪を梳かすと、頭皮への当たりが非常にやさしくて驚きます。

プラスチック製の櫛やブラシと比べ、つげ櫛は頭皮へのマッサージ効果が非常に高いです。
そのため頭皮の血行がよくなり、抜け毛や薄毛に効果があります。
頭皮マッサージをしている暇や余裕がなくても、つげ櫛で毎日ブラッシングするだけならお手軽だと思いませんか?

子どもに受け継がせられる

つげ櫛は、大切に使えば非常に長持ちします。
櫛が折れたり、歯が欠けたりしなければ、ずっと使い続けることができるんですよ。
祖母、母、娘と三代に渡って受け継がれることもあります。

国産の薩摩つげで作られたつげ櫛は、櫛としてはかなり高価です。
ですが子どもにも受け継がせられると思えば、高い買い物ではないはず。
大切に使って、娘さんが大きくなった時に譲ってあげましょう。

でもお手入れがちょっとタイヘン

つげ櫛は、定期的にお手入れをする必要があります。
椿油などの植物油に漬け込み、糸束や歯ブラシなどで埃を落とす必要があるのです。

産後で育児に追われるママは、そんなことしてる暇ない!と思われるかもしれません。
ですが月に一回程度のお手入れなので、どうにかがんばってみませんか?
子どもがいてもキレイなママでいられるように、つげ櫛でヘアケアを始めてみましょう!

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