世の中のママ達を悩ませる「ママ友問題」。
ママ友なんていなくていい!と思っていても、園や学校、公共の施設でどうしても関わらざるを得ない存在でもあります。
「子育て中」という共通点しかないからこそ、相手に対して常識と礼儀を持った行動が必要なのが「ママ友」。
自分の中では良かれと思っても、相手にとっては「この人非常識なの?」と思われてしまう事もあるかもしれません。
今回は、筆者や友人知人の経験をもとに、「非常識」と思われやすい実録NG行動をまとめてみました。
絶対にNG!「勧誘」
ママ友トラブルにもっとも発展しやすいのが「勧誘」。
特に保険セールスや化粧品、サプリメント、矯正下着の勧誘からトラブルになってしまうケースが非常に多いです。
特に仕切り上手な、いわゆる「ボス」的なママが勧誘をしてくると、周りの人は断りきれずに流されて買ってしまう事もあるんだとか。
ママ友関係だと、断ったことで子供同士の関係にも影響するのではないか……と思い強く断れない心理につけこんでくる人もいます。
ママ友関係においては、仕事とプライベートはちゃんと分けるのが無難です。
本人が前向きに「欲しい」「知りたい」と希望していない限りは勧誘やセールスをするのはやめましょう。
逆に、勧誘を受けた場合は、不要ならばはっきりと「うちは要らないよ」と断りましょう。
それで疎遠になったりしたら、それまでの人間だったと割り切るのも必要です。
アポ無しで家に来る
筆者の周りで「これが一番困った!」という意見が多かったのがこちら。
ある程度仲良くなると、お互いの家を行き来することも増えるかもしれません。
ですが、仲良くなったからと言って連絡もなしに家を訪問するのはNG。
相手にもその日ごとに予定があるかもしれません。
子供同士の約束であっても、ちゃんと相手の親に確認の連絡は必要です。
また、よくあるケースとして「上の子供同士で遊ぶ約束をした時に、下の子供も一緒に連れてくる」場合もあります。
子供同士、年齢関係なく遊ぶことは大事ですが、下の子供の年齢によってはまだ大人が付き添うのが必要です。
まだ上手に遊べない、話せない2歳前後の下の子を一緒に連れてきて、「それじゃ迎えに来るまでよろしくね」と子供だけ置いて帰ってしまう親御さんも意外にいるのだとか。
ママ友の家を訪れる時や一緒に出かける時は、
「子供が約束したみたいなんだけど、行っても大丈夫?」
「下の子も連れていくけどいいかな?」
と相手に一言確認を入れるようにしましょう。
時間にルーズ、遅くても気にしないママは要注意
これも意外に多いトラブルの元。
親同士も話が盛り上がってしまって、気が付けば夕飯の時間に……ということもありますよね。普通なら「もうこんな時間だから帰るね」と帰宅するのが常識的なマナー。
ですが中には、「旦那さん遅いならご飯一緒に食べようよ」「お風呂かりていっていい?」など、夕飯やお風呂の時間まで居座るお母さんもいるんです!
筆者もその話を聞くまで信じられなかったのですが、実はこういう「相手の時間を気にしない」親御さん、意外に多いんです。
はっきりと「もう遅いから帰って」というと角が立ちそうだし、と強く言えない方はずるずる付き合う羽目になりやすく、子供の生活リズムも崩れてしまいがち。
心身ともに疲れてしまうパターンです。
また、カラオケや居酒屋など、夜遅い時間まで子連れで滞在するのもあまりいい印象を持たれません。
出来れば夕方5時~6時までには解散・帰宅する、夜の子連れ外出を頻繁にしないようにしましょう。
夜遅い時間のメールやLINE、電話などのやりとりもほどほどに。
家庭によっては夜8時以降は子供の寝かしつけで一緒に寝ているママもいるかもしれません。
公共マナーを守らない
「どうせ掃除の人が片付けてくれるよー」といって使用済みオムツをトイレに放置。
ゴミ箱の無い公園や施設でも、ゴミを放置して帰ろうとする。
支援センターで遊んだあと、片付けずにそそくさと退出。
「ちょっとの距離だし大丈夫だよ」とチャイルドシート無しで車に同乗しようとする。
「車も来てないし渡っちゃおうよ」と赤信号で横断歩道をダッシュ!
etcetc…
こんなママさん、見かけた事はありませんか?
もしくは「自分もやったことあるかも……」という方もいるかもしれませんね。
「ちょっとぐらいならいいや」という気の緩みは意外に回りも見ています。
公共マナーを守らない大人は、子供にとっていい見本とは言えません。
そういうママを見かけたらやんわりと注意するか、距離を置いて付き合うのが無難です。
もしくは嫌われるのを覚悟で、はっきりと伝えてあげましょう。
声が大きい
実はちょっと敬遠されがちなのが「話し声が大きい人」。
はっきりと大きな声で話すこと自体はとても良い事ですしいい印象を持たれるのですが、ママ友同士の会話にはあまり周りに知られたくない話題も含まれている事が多々。
「旦那さん◎◎に勤めてるんだー!」
「○○ちゃんまだオッパイ飲んでるのー?」
「へー、新しいお家買うんだね!」
など、個人情報や子供の成長に関わることなど、デリケートな話題が、声の大きい人にかかれば「スピーカー」となって周りに聴こえてしまう事もあるのです。
周りに誰もいない公園ならともかく、支援センターなどでは他の親御さんも沢山いらっしゃいます。
もしかしたら自分も声が大きいかも?と思ったら、ママ友との会話では意識的に少しボリュームを下げてみるようにしましょう。
周りに声の大きいママさんがいたら、逆に自分がひそひそ声で話してみると意外に相手も自然とひそひそモードになりますよ。
いかがでしたか?
「え?こんなのでも非常識なの?」とお思いになった方もいらっしゃるかもしれません。
ですが相手にとって「ちょっと嫌だな」と思われたらそこからトラブルの火種になる事も。
お互い気持ちよく付き合うためにも、「相手の事を気づかう」姿勢を忘れずにいたいですね。