これでは逆効果!子育てで注意したいついやってしまうNG集4選

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人を叱るのってすごくエネルギーのいることですよね。特に、叱る相手が大人とは目線や感覚が全く異なる子どもであればなおさらです。

でも、我が子が危険なことをしたり、ルールを破ったり、あるいは人を傷つける行為に及んだりする場合には、親としては毅然とした態度で叱らなければなりません。あなたは子どもをきちんと叱ることができていますか?

“叱る”といっても、ただ感情的に声を荒げるだけでは、しつけの効果が薄いばかりか、いたずらに子どもの心を傷つけるだけ。「どうしてウチの子は、私の言うことを全く聞いてくれないんだろう……」とお悩みのお母さんは、もしかすると叱り方に問題があるのかもしれません。



1:真剣に叱っていない

子どもに対して始終ガミガミ言っているのに、子どもの言動や態度がちっとも改善されないなんてことはありませんか? それは子どもにあなたの“真剣さ”が伝わっていないから。真剣に叱らないと、子どもは次第に「また言ってら」と、あなたの小言を右から左に受け流すようになります。

「私はいつでも真剣に叱っている!」という反論があるかもしれません。でも、ただ“怒鳴る”だけでは真剣だとはいえないのです。たとえば、キッチンで皿洗いをしながら、「こら! またそんなに散らかして」なんて一喝するのは、単に怒りの感情をぶつけているだけにすぎません。

いつも金切り声をあげるだけのワンパターンでは能がありません。普段は優しくニコニコと接し、ここぞというときには、きちんと子どもと向き合い、ただならぬ空気を感じさせるというメリハリが大事です。

2:「さっきは言いすぎた」と前言撤回する

厳しく叱ったことが心に響くと、子どもは目に涙を浮かべたり、緊張で全身をこわばらせたりします。こうした子どもの変化を見て、「お母さん言いすぎたわ、ごめんね」と態度を軟化させる人がいますが、これはよくありません。

というのも、こうした前言撤回をすると、子どもは「だったら何でそんなに怒ったんだ」と理不尽な思いをするだけだからです。せっかくあなたの思いが子に届きかけたのに、それが台無しになるばかりか、親に対する不信感さえ生じます。

叱るときは叱る。態度を一貫させましょう。下手に子どもに気に入られようとして途中から融和的な態度をとるのはNGです。

3:脅迫形で叱る

子どもが言うことを聞かないのに腹を据えかねて、つい次のような脅迫形で子どもを叱りつけていませんか?

しかし、こうした脅迫形は、百害あって一利なしです。子どもははじめのうちこそ、渋々言うことを聞くでしょうが、そのうち、言いつけを守らなくても脅迫内容が実行に移されないことを学習します。

そうなると、子どもに脅迫作戦は効かなくなりますし、「どうせ口先だけ」と親を舐めることにもつながりかねません。

4:叱るだけで褒めない

先日のニュースで、人は何かを学ぶとき、褒められるほうが上達が早いことが、科学的にも証明されて話題を呼びました。しつけのために叱る場合も、ただ怒ってばかりだと、しつけの効果が表れにくいでしょう。

たとえば、子どもが部屋を散らかすのを何とかしたい場合、散らかしたときに叱るだけでは、いつまでも片付けの習慣は身に付きません。

子どもは、叱られて「しまった!」と思ったら、きちんと改善しようとします。ところが、せっかく頑張ったのに、親が知らんぷりをしているとがっかりして、また元の黙阿弥になってしまうのです。

ですから、叱ったあとに、子どもの態度・言動に少しでも良い変化が見られたら、できるようになったことを褒めてください。“叱る”と“褒める”は必ずセットにしましょう。

まとめ

親が子どもにやってはいけないNGな叱り方4パターンをお届けしましたがいかたでしたか? 子どものしつけにお悩みのかたは、ぜひこれらのパターンを避けて、子どもにきちんとあなたのメッセージを伝えてくださいね!

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