子育ては3歳までに決まる、三つ子の魂百まで、などよく聞きますよね。
まぜ3歳なのでしょうか?
「3歳児神話」についてまとめてみました。
人格の形成
子どもは親の要素を受け継ぎますが、3歳前後までに形成される土台作りが最も重要だと言われています。
考える力、想像する力、解決する力など、本当に頭のいい子といわれる部分は3歳までに80%決まっているのです。
そして、3歳までに刻み込まれた思考パターンは、それを変えるには10年かけても足りない、変わらないと言われています。
生まれたての赤ちゃんは何も知りません、そこから覚えていくことがその子どもにとっていかに大切か、ということです。
親子の信頼関係の形成
親子との確立される信頼関係は、3歳ごろまでに培われます。
生まれて3か月以内だと無差別に反応しますが、3か月以降から自分のお世話をしてくれたりかまってくれる人への反応が強くなり、もっと成長が進むと、泣く・笑う・後追いなどの行動が増えます。
人見知りをする子どももいます。
愛情深く育てられた子どもは、大脳新皮質も厚さが厚く、コミュニケーション能力が高くなっていきます。
そして、抱っこされることで安心感や満足感を味わい、愛着関係・信頼関係を結んでいきます。
また、愛情をたくさんうけた子どもは、自立・独立していく力も養われているのです。
言語能力の形成
言葉の能力も3歳まででほぼ決まります。
見る・聞く・かぐ・味わう・触る、の5感を使い色々な経験をさせ、たくさんの話しかけから脳を活性化させていきます。
まだ喋らない時期からもたくさん話しかけをしてあげましょう。
味覚の形成
味の好みに関する発達は、母親の胎内にいるときから始まっていると言います。
妊娠中の食生活も大切であり、生まれてからも子どもの好きなものばかり与えてはいけません。
乳児に濃い甘味・塩味・うま味に慣れさせてしまうと、正常な味覚の育成や健全な脳の発達を損ねる可能性もあるとされています。
研究で、2~3歳でよく食べた物は大人になっても好きな食べ物であることも分かっています。
歯の健康
生まれたての赤ちゃんの口の中には、虫歯菌はいません。
3歳までにミュータンス菌といわれる虫歯菌に感染しなければ、一生虫歯にならないとも言われているそうです。
虫歯にならないよう予防意識をしっかりもち、はみがきを毎日の習慣にしましょう。
嫌がるお子さんも多いですが、お子さんの将来のために、楽しく誘導してはみがきしましょう!
ここまでまとめてみて、3歳までに人格、健康など人の大切な土台が培われていくことが分かりました。
3歳以降も大切ですが、まずはこの3歳までをしっかり力を入れて関わっていきたいですね。