いつも一生懸命なてきぱきママが”共感ママ”になるための5つの方法

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「早くしなさい」「急ぎなさい」が口癖で、いつも「きちんと子育てしなくては」と一生懸命なママはたくさんいると思います。親の気持ちが強すぎて、いつも子どもの先を行ってしまいがちなてきぱきママが、子どもの気持ちに寄り添いながら心に余裕を持って子育てをするための5つの方法をご紹介します。



自我が芽生える1~2歳頃の子育ては「あせらない!」と言い聞かせる

いつだって子どものことを一番に考えている一生懸命なお母さん。
「きちんとしつけなくちゃ!」「子どもにはできる限りのことをしてあげたい」と、毎日奮闘して一生懸命です。しかし、子どもはそうは思い通りにはならないものです。1日に何回も「早くしなさい」「いい加減にしなさい!」と繰り返し、毎日が子どもとの格闘の日々。
特に、子どもが1歳を過ぎて、歩きだしたり、おしゃべりを始めたりする頃が、ママがせっかちになりやすい時期です。
理想と期待がどんどん湧いてきて、子どもにいいと言われることならできる限りのことをしてあげようと頑張ってしまうお母さん。しかし、なかなか思い通りに子どもが言うことを聞いてくれないと、その結果子どもを急かしたり、イライラしてしまったりします。
1~2歳の子どもは、「実験期」と言われ、目にしたものにはとにかく近寄っていき、口に入れたり、投げたりするやんちゃな時期です。
さらに、自我が芽生えてくる時期でもあるので、子どもも自分の意思を主張してきます。
お母さんの想いとは裏腹に、自分勝手に行動したがり、時には反抗したり泣きわめいて手がつけられなくなることもあります。
「私、せっかちママかも…」と思ったら、「この時期の子どもはこれで上手に育っているんだからあせらないで大丈夫!」と言い聞かせて、頑張り過ぎないようにしましょう。

お菓子やジュースを与えるのは、あくまで最終手段に

公共の場では静かにしてほしい、お母さんが急いでいるときは、素直に従ってほしい。ついつい、もので気を引いて子どもを動かそうとしてしまう…
これもせっかちママの傾向です。本来は、子どもが自分で考えて動くように促さないといけないのですが、それにはとても根気がいります。
お菓子やジュースを与えることは効果が大きくて、子どもを静かにさせるのには特に即効性がありますが、副作用も大きいことは頭に置いておいてください。
たとえば、お菓子がなくなるとさらにほしがり、お菓子があると知ればいつでもお菓子をせがむようになります。その結果、常に与え続けるようになり、やめられなくなってしまいます。
次第に子どもの欲求はエスカレートしていき、最終的にはお菓子がない時は、泣いたり怒ったりして感情をむき出しにするようになるかもしれません。
子どもに静かにしてほしい、言うことを聞いて欲しい時は、前もってしっかり話をして、お約束をしておきましょう。
お菓子やジュースを与えるのはあくまで最終手段と考えて下さい。

具体的な約束をすることで感情をコントロールする

1歳半くらいの子どもの脳は、未来を予測できるまで発達していません。「予測脳」と言われる予測する能力が発達するのは、4歳を過ぎてからと言われています。自分の要求が受け入れてもらえなくて泣きわめく子どもは、未来を予測できないので、今この要求を通さないともうずっとかなえてもらえないと不安にかられているのです。
例えば、あめが欲しくて泣いている子どもに、「そっか、あめがほしいんだね」と、まずは子どもの要求や気持ちを言葉に繰り返すことで、「自分の気持ちは受け止めてもらえた」と理解します。
そして、抱きしめたり、頭をなでたりボディータッチをしながら、落ち着いた声で「明日になったら食べられるからね」と、具体的に約束をしてあげて下さい。お母さんが約束を言葉にしてくれたことで安心して、聞き入れてくれます。そして、未来を予測する能力も鍛えられます。
時間がかかっても、子どもの気持ちをしっかり受け止めることが大切なのです。

子どもが言うことを聞かずに大変なときこそ焦らずゆったりと

どんなにかわいらしい赤ちゃんでも、1歳半を過ぎた頃には「イヤイヤ」ばかりの第一次反抗期を迎えますし、2歳後半を過ぎればなんでも「自分でやる!」と、お母さんの手助けを拒んで自己主張ばかり始める時期がやってきます。
今まで自分の意のままに子育てしてきた赤ちゃんが、急にわがままになるので、お母さんはその変化についていけず、戸惑い焦ってしまいます。
子どものことを思い、できるだけのことをしたいと思っているからこそ、「なんでうまくいかないのかしら?」と、悩んで自分を責めてしまう…。それは、お母さんが一生懸命だからこそです。
しかし、安心してください。子どもが突然言うことを聞かなくなったり、自己主張を始めたりして、手がかかるようになったときこそ、実は子どもが成長する上で必要な姿です。それでいいのです。
子どもが自我を通すのは、社会の中で生き抜くためには必要なことです。どのように自分の主張を通すのかを、身をもって実験しているのです。
ここでお母さんが「ダメ」と言い過ぎたり、急かしたり、手助けばかりしてしまうと、子どもが興味を持ったことをとにかく試してみる「行動力」、関心をもったことにじっくり取り組む「探究心」、自分で繰り返し検証する「集中力」を身につけられません。
大変な時期ですが、ずっと続くわけではないので、焦る気持ちを抑えて深呼吸して「成長を見守ろう」と自分に言い聞かせてみてください。

自分で納得した約束は子どもは守ろうとする

お母さんの声が耳に入らないくらい遊びの世界に入り込んでいるとき、その子はたいへんな集中力を発揮しています。できればそのまま声をかけずに、気がすむまで遊ばせてあげるのが一番ですが、なかなかそうはいきません。
しかし、子どもは自分の都合では動きません。そんなときは、「早くして!」「急ぎなさい」と命令するのではなく、「いつにする?」と言葉を変えて、子どもに決めさせてみてください。
不思議なことに、子どもは自分で納得して約束したことは、守ろうとする心理的傾向があります。
そして、このようなやりとりを重ねるうちに、子どもは「自分で考えて決める」という自主性を学んでいくことにもなります。

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