小学生になり、ひとりで行動するようになるとき、不審者のことについて子どもに説明しなくてはいけません。一緒に暮らしているなかで、怖い人がいるということを教えなくてはいけないのはとても残念なことですが、とても大切なことです。怖い目にあわないためにも、ご家族で考えてみてはいかがですか?
「イカのおすし」とは?
「イカのおすし」とは怖い人にあわないための合言葉です。
★イカ・・・いかない:知らない人についていかない
★の・・・のらない:知らない人の車にのらない
★お・・・おおごえをだす:「たすけて」と大声を出す
★す・・・すぐにげる:大人のいるほうにすぐ逃げる
★し・・・しらせる:どんな人が何をしたのかお家のひとに知らせる
まず、この合言葉と内容をしっかりと子どもたちに指導しましょう。筆者はこの合言葉を知った時、子どもに分かりやすくてとても良いと思いました。でも、その反面、純粋な子どもたちに、このような内容の話をしなくてはいけないことが少し残念でしたね。
では、どんな時に気をつけると良いでしょうか?
学校に行く時帰るとき
登下校の時には次の事を注意させます。
★寄り道しないで家に帰ろう
★友達と一緒に帰ろう
★暗くなる前に帰ろう
親御さんは出来る限り子どもの送り迎えをし、なるべく子どもが一人にならないように気をつけましょう。
ちなみに、筆者の子どもが1年生になり、登下校に親が付き添わなくなったら、何度も何度も後ろを振り返りながら登校していましたね。交通事故のほうが心配なくらいでした。
怪しい人に会ったとき
不審者に会った時の対処は次のことを注意させます。
★大声を出したり、防犯ブザーをならそう
★すぐに逃げて近くの大人に知らせよう
いざとそのような場面に出くわした時は、慌てて何も出来ない可能性があります。親が不審者役になって、子どもと繰り返し練習し、正しい対処を教えましょう。
一人で留守番する時
一人で留守番をする時は次のことを注意させます。
★家の鍵をしっかりかけよう
★知らない人が来たら、ドアを開けない
★一人で留守番していることは言わない
やむを得ず子どもに留守番をさせるときは、必ず外出先と帰宅時間を子どもに知らせておきましょう。
我が家は親が鍵を持参し、誰が来ても絶対あけないように話しています。
出かける時
下校してから、友達のお家、公園などに外出する時は次のことを注意させます。
★お家の人にどこで誰と何をして何時に帰るのかを伝えよう
日ごろから、子どもの行動パターンや行動範囲、友達を把握しておきましょう。
夏場の暑い時期は日が長いので5時ぐらいまで遊んでいても大丈夫ですが、秋になると日が短くなり4時ぐらいには暗くなります。学校からも帰宅時間の注意はあると思いますが、子どもたちだけで外出した時は、必ず守らせるようにしましょう。
子どもたちが安心して外出できる世の中になる事を願いつつ、大人たちは自分の身を守ることをきちんと伝えましょう。