地方国立大学附属小学校の受験・合格体験記です。筆記試験だけではなく、抽選のくじびきがある選考試験でした。
満点を取る必要はないのです。基準点を満たしていればよいのです。後は、運まかせなのですから。
ですから、子どもに親の希望や願望を押し付けてはいけません。親の切なる思いは心に秘め、子どもには「合格できるといいよね」くらいのスタンスでいきましょう。
Part.3直前~本番での心がけについてです。
3回することの意味
1回目はどの分野を重点的に学習するかのチェックです。
できない問題が多くても問題ありません。
でも、間違ったところは一緒に考えて2回目にはできるようにしておきましょう。
2回目は、1回目に間違えたところができるようになっているかの確認です。1回目にできていても、2回目にできていなかったところもチェックしておきましょう。
3回目は、1回目、2回目でできなかったところだけ確認します。
いずれも、時間は少し短めで解く練習をします。
『はじめ』『やめ』での動作確認も合わせてチェックしておきましょう。
質疑応答
こちらは、当日どのようなグループになっても惑わされないように、答えはあらかじめ決めておきます。
例えば
『苦手な食べ物とその理由は?』
→ほうれん草が苦手です。理由は、苦く感じるからです。
『では、苦手なものが給食にでたらどうしますか?』
→食べます。給食で出てもたべられるように練習しています。
我が家では、あちこち調べて150項目をリスト化して幼稚園の行き返り、習い事の移動中、お風呂の中などありとあらゆる場所で質問し答えるという練習をしました。
そして分からない時ははっきりと『わかりません』というように指導しました。分からないからと言って、モジモジしているのが一番よくないと思ったからです。
過去問
経験を増やすと言う意味では無駄ではない。と言う感じでしょうか。
傾向が変わってしまえば、過去問をしていても意味がないので。
実際、我が家の受験時は出題内容が前年度とはガラッと変わっていました。難しくなっていたということでしょう。前年度では4割程度しか回らなかった(あくまで噂)くじ番号が、8割近くまで回ったそうです。そのおかげで合格できたわけなのですが。
悔いを残さないために
『くじびき抽選』がある為に、普段は全く関心の無い運気UPを心がけて生活しました。くじは親が引くので、子どもが試験できた!と帰って来ても、くじ番号が悪くてゴメンネ。ということにならないようにするためにやれることはなんでもやろう!という気持ちです。
本当に気持ちの問題なのですが。
・毎朝トイレを磨く・玄関をきれいにする・縁起の良い数字を意識した生活など、意味はないことなのかもしれませんが、後で、神頼みでも何でもしておけばよかったと後悔するよりかは良いと思いませんか?
当日
だいたい、本人より保護者が緊張しています。
でも、子どもにその緊張を悟られてはいけません。
子どもが試験を受けている間に親はくじを引かされるわけなのですが、基点番号が決まるまではものすごく緊張します。
くじ引きと試験が終わっても、合格通知が来るまで親の緊張は解けないことでしょう。でも、こどもには「よくがんばったね。」と言ってほめてあげましょう。