成長に必要な反抗期。人から聞いて、面倒なことだと考えてはいませんか?実は子供は赤ちゃんの時に、自分の親に甘えることができるのかどうかをチェックしているそうです。反抗期は甘えられる親だからと信用して、子供がおこす成長の過程です。そう思えば、選ばれている親は喜ばしい事なんですよ。困った時は家族で相談して、のりきってくださいね。
反抗期っていつぐらいに始まるの?
反抗期はだいたい2回あると言われています。2から4歳の頃を第1次反抗期、13歳ぐらいを第2次反抗期といい、成長するために必ずあります。この2回の反抗期はそれぞれ、行動も対処方法も違います。自分も通って来た道なので、体験したことをもとに、アドバイスをしてあげることも必要だと思います。しっかりと子供と向き合って、対処してください。ですが、一人では対応できない事もあります。家族みんなで協力していきましょう。
自立心が強いのが第1次反抗期です
なんでも自分でやりたがる時期が第1次反抗期です。やりたがるわりに、言葉も体も成長していないため、思うようにできなくて泣き叫んでみたり、周囲の人に対して、全ての事を「嫌だ!」と反抗したり、親としては対応にイライラしてきます。半年~1年ぐらでおさまると言われていますが、気付けば子供の性格となってずっと続いているように思ったりもします。
第1次反抗期の対処の方法とは?
反抗に見えるようなことが、勝手に1人で怒っているだけの時もあります。やりたいのにできない。でも手伝われるのは嫌だ。と、わがままを言っているみたいでも、それが、成長していくための自立心なのです。「こうやったらできるのになぁ」などと、独り言のようにアドバイスしてあげると、それを聞いて、1人で頑張っていたりします。必死に頑張る姿はかわいくてたまりません。できたときには褒めてあげましょう。できなくても、途中までできたことを褒めてあげれば納得します。
「嫌だ」の連発は逆に「嫌だ」のまねっこで、動きまでも同じになるように返してみましょう。イライラしている子供もいつの間にか笑顔に変わりますよ。
第2次反抗期は大人に近づくことです
第2次反抗期は思春期の時期と重なります。第1次反抗期とは違い、体は大きくなって、やりたいことはできるようになっているが、やってはいけない事も理解している。わかってはいるけれど、まだまだ大人と同じ扱いをしてくれないことにイライラしたり、暴れてみたりします。半分は大人だと思っているために、大人の行動を馬鹿にしたり、大人だけができることに反感をもったりもします。心の浮き沈みも激しく、子供の機嫌に振り回されます。
子供も大人もつらい時期なんです
第2次反抗期は頭ではわかっているのに、どうしていいのかがわからないが、それを、自分で解決できるようになるための時期です。自分はもう大人だからと思っている半面、まだどこかで甘えたいと考えているので、対応が難しいのですが、親を含め家族は、同じようにイライラせず、見守ってあげることが大切です。人の言う事が耳に入らない時期でもあります。機嫌のいい時に、ちょっとだけ話してみるのもいいと思います。「いざとなれば、親が助ける」「尻拭いは親の役目」ぐらいに考えて、子供のすることを見守りましょう。黙って見守るのはとてもつらいです。ですが、本当に困った時、助けがいる時は子供から歩み寄ってきます。その対応で、尊敬できるのか、頼れるのかの判断をされます。なかなか難しい事ですが、真剣に対応すれば、必ず伝わります。子供と共に成長していきましょう。