子どもにお手伝いをさせた方がいいのはわかるけど、いったい何から始めたら…とお悩みの方にはお洗濯がおススメです。子どもにお手伝いをしてもらうときの大原則は「失敗しても怒らないこと」です。数ある家事の中でもお洗濯に関してはほとんど失敗することを考えなくて済むので比較的早いうちから始められます。段階を追って4つにまとめましたので参考にされてください。
1.スタートの目安
洗濯したものを干すときに、お子さんにカゴからとってもらいましょう。「ちょうだい」とつかまり立ちができるようになったら始めることができます。とってもらったら「ありがとう」と笑顔を忘れずに。お母さんが喜んでくれると、お子さんは張り切ってお手伝いしてくれるはずです。初めはおもしろがって次々に渡してくれるのでお母さんは大変でしょうが、「『ちょうだい』って言ったらとってね」や「ひとつずつちょうだいね」などと声掛けすると、次第に上手になりますよ。
2.取り込むときもお手伝い
お子さんが慣れてきたら取り込んだものをカゴに入れるお手伝いもできるでしょう。歩けるようになり、背が届けば自分が着ていた服などを脱いだあとに洗濯機に入れることもできます。脱ぎっぱなしにして部屋が散らかることもなく、お母さんは大助かりですね。
3.自分でタンスに
自分のものは自分でしまってもらいましょう。普段のお片付けでオモチャを決まった場所にしまうことができれば、これもできそうですね。タンスの引き出しに絵や写真を貼っておいて、一目で何をどこにしまえばいいかわかるようにしておくとお子さんも作業しやすいです。せっかく畳んだ洗濯ものがぐちゃぐちゃになってしまったとしても畳みなおせばいいだけです。
4.3歳過ぎたら畳むことにもチャレンジ
幼稚園に入ると自分で畳めた方が園での生活がスムーズです。3歳を過ぎたころからお手伝いと練習を兼ねて取り組んでみてもいいでしょう。初めはハンカチや小さいタオルなど四角いものから。保育園に通われていればもう少し早くてもいいかもしれませんね。
たくさん言葉かけをしましょう
お手伝いしてもらったら「ありがとう」はもちろんですが、たとえば靴下一つをとっても「お父さんのだね」「青色だよ」「これと同じのもう一つあるかな?」などさまざまな言葉が考えられます。たくさん言葉かけをしながら、お手伝いをお互いに楽しみましょう。
お子さんが乗り気じゃないときは、無理にさせなくても構いません。イヤイヤしていても楽しくありませんし、長続きしませんので。たくさんお手伝いをしてもらって、たくさんありがとうを言って、お子さんの自信につなげていきたいですね。