出産の話って、陣痛や分娩時間のことはよく聞くけれど、産後のママの身体の話はあまりしませんよね。
でも、実はママたちはひそかに産後のトラブルと戦っているのです。
あまり教えてもらえない産後のトラブル代表5つをご紹介します。
後陣痛
妊娠で大きくなった子宮は、赤ちゃんが出ていったあとは急速に元の大きさに戻ろうとします。このときに痛みを感じる方が多いようです。程度に個人差はありますが、初産の方には痛みが軽い方も多く、経産婦の方や帝王切開だった方などは痛みが強い場合が多いようです。人によってはまったく感じない方もいますし、方や陣痛よりも辛かったという人もいるほど。医師に相談すれば授乳に支障のない痛み止めを処方してもらえるので、無理せず相談しましょう。
尿モレ・便モレ
代表的なのは尿もれ。出産って、実は骨盤のところにハンモックのようにぶら下がって臓器を支えている「骨盤低筋」という筋肉にとても付加のかかる大仕事。自然分娩で出産した方は、少なからずこの筋肉がダメージを受けています。
この筋肉が緩むと周囲の膀胱や肛門も緩んでしまうので、尿や便が漏れてしまうというトラブルがおきやすいのです。
特に尿モレは多くの方が経験するよう。
産後とくに症状がなくても年を重ねてから症状が現れるかたもいるようです。
気分の落ち込み
そして、産後の方の8割が程度に差があるものの経験するといわれているのが気分の落ち込み。
出産でホルモンバランスが大きく変化して不安定になっているところへ、ひとりでは何もできない赤ちゃんを抱いて、責任感や重圧を強く感じてしまう方が多いようです。
産後1~2ヶ月続く方もいますので、家族や公的機関の助けをうまく借りて、思いつめずにすごしましょうね。
会陰の傷のいたみ
また、出産の際に会陰が裂けたり切開した方は、産後しばらくその傷が痛む方が多いです。最初は傷が痛くて座るのも辛いですから、円座クッションを使って上手に乗り切りましょう。期間に個人差はありますが、痛みは1だんだんひいてきますのでご心配なく。
寒気
意外かもしれませんが、特に母乳育児の方は寒気を感じることもあります。妊娠中は暑くてたまらなかったのに出産してみたら身体の芯が寒くて辛い、という症状を訴える方が多いようです。産後1~2ヶ月は悪露も多い上に授乳によって貧血気味になりますから、赤ちゃんのお世話意外では動きまわることなく安静にできるように周囲に協力をお願いしましょう。
いかがでしたか?
妊婦の方は産後いろいろなトラブルが起きますが、あらかじめ知識をつけておいて冷静に対処しましょうね。産後の方は、悩んでいるのはあなた一人だけではありません。身体をゆっくり休めて回復させてあげてくださいね。