このセリフ、1度や2度聞いたことありませんか?
「結婚に失敗した人」や「結婚生活に不満がある人」が言っているように思われていますが
この詩が生まれたときはどうやら違ったみたいです。
この言葉は誰が言ったの?
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フランス人のシャルル・ボードレールという詩人の言葉。
「自由な恋愛を止め、一人の人を愛することを教会で誓いなさい」という意味があるそう。
その背景には、梅毒が流行り命を落とす人が増えていたことがある。
梅毒は、今の時代では治る病気であるが当時はそうではなかった。その危機感から、自由に性交する恋愛から一人の人を決めて結婚することをすすめた。
「墓場」というのは、日本のお寺にお墓があるように、教会にお墓があることから用いられたと考えられている。
墓場のイメージ
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そもそも、この言葉がネガティブに使われているのには「墓場」というワードではないかと思う。日本では、数百年前から、「死者は生きている者に災いをもたらす」と考えられていた記録が残っていたり、「遺体のある場所は、不潔な場所、穢れた場所」と言われ近づいてはいけないと言われていた地域もあったそう。
肝試し=怖い場所、としても使われている。
これらが、「結婚は人生の墓場である」という言葉が「結婚は人生が終わる、災いをもたらす」などのイメージが付いたのではないのでしょうか。
男が言う「結婚は人生の墓場だ」
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結婚後に、妻に不満を持つ男性は約6割!?もいるという。
「結婚前は猫をかぶっていた。こんな女だとは思っていなかった。」
「旦那の収入は妻のもの、妻の収入は妻のもの」
「愛情と夕食は、どんどん冷めていく」
など、結婚後のこのような出来事により、やはり「結婚は人生の墓場だ」と呟く。
そして、この実態を聞き「自由を奪われたくない」「家族を守る自信がない」「収入を奪われたくない」など結婚をしたくない男性も増えてきた。
「ハズレ嫁診断」なども存在する。
反論!女の「結婚は人生の墓場だ」
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最近は、結婚する前から「俺の収入じゃ贅沢はできないから仕事は辞めないで」とか、「車は譲れないから、好きにさせて」など条件を出す人も多くなった。
「俺が幸せにするから!」と、嘘でも言って!!なんて意見も。
さらには、「子供を産むのは大変なんて当たり前だから、ちゃんとそれに耐えられるようになってから子供を作ろう」と言った男性もいる。
「女の幸せは結婚」という考えは昔も今も根本的な所でまだ残っていて、やはり結婚したら男性に守ってもらいたいと思うもの。しかし、最近では女性が強くなったのか、男性が弱くなったのか、女も「結婚は人生の墓場だ」と覚悟している。
墓場で愛を誓う
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シャルル・ボードレールが言った「一人の人を愛し、誓いを立てなさい」それが結婚。
健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも富めるときも、貧しい時も、
これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り…
真心を尽くすことを誓いますか?