夫の産後うつ・パタニティブルーを防ぐ方法5選

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女性が産後、ホルモンバランスの崩れや慣れない育児で情緒不安定になってしまうことをマタニティブルーと言いますが、パタニティブルーとはそのマタニティブルーの男性バージョンのことを言います。

出産後の環境の変化や責任の重さ、妻が赤ちゃんばかり構ってさみしい、などといった気持ちから不安やうつ状態になってしまう男性が近年増加しています。

妻と夫、両方がうつ状態になってしまうと喧嘩が絶えなくなり、ひどいときには離婚、となってしまう場合があります。夫のパタニティブルーはどのようにしたら防げるのでしょうか?

両親学級に参加

産後すぐに赤ちゃんのお世話がはじまります。「どうしていいかわからない!」とパニックにならないために、事前に両親学級に参加しましょう。
「育児は妻がやるもの」という固定概念を持たず、2人で協力して楽しく育児をすることでパタニティブルーもマタニティブルーも軽減できます。
両親学級は産院で開催していたり市や区の保健センターで開催したりしていますので調べて参加してみましょう。

妊娠期間中から産後をシミュレーション

妊娠中から産後の生活についてイメージしておくことが大切です。生活の変化に対する心構えがあるだけでも、感じ方は大きく変わります。妊娠期間中に夫婦で産後の生活についてよく話し合っておきましょう。
夫婦で先輩パパママの話しを聞きに行くことも効果的です。できれば良い話しばかりでなく、大変なことを聞いておきましょう。「きっと寝不足になるだろう」「妻が情緒不安定になって自分に当たってくるかもしれない」など、マイナス面もしっかり想像しておくことで産後のネガティブなことも「こうなると思っていたから大丈夫!」と乗り越えられます。

会話をする

夫婦でコミュニケーションをとることが何よりも重要です。パタニティブルーの原因の1つとして、妻が赤ちゃんばかり構うため(当たり前なのですが)夫が「さみしい」と感じてしまうことにあります。「あなたのことも大切なのよ」という気持ちを伝えたり、赤ちゃんが寝た後や育児の合間に会話をしたりしてコミュニケーションをとりましょう。
ママは慣れない育児でストレスや不安をいっぱい抱えます。「言ってもわからないだろうから」と何も話さないとパパは自分だけ蚊帳の外に出された気持ちになってしまいます。ママは抱え込まず、パパに伝えることで自分の状況を知ってもらうと同時にコミュニケーションをとりましょう。

お互いに求めすぎない

お互いに「求めすぎない」ことが大切です。「イクメン」という言葉が流行って以来、男性に対する育児の期待度が上がっています。期待しすぎてしまうと「なんで育児を手伝ってくれないのか!」と責めてしまいます。過剰に期待しないことが大切です。ただし、「パパにここまではやってほしい」という思いはしっかり伝えましょう。(できれば産前に役割分担を話しておきましょう。)
また、夫側も妻に求めすぎないことが大切です。産後の女性は本当に大変です。今まで完璧だった料理・掃除・洗濯がおろそかになることも当たり前。夕飯の品数が減ったからと言って責めるのはタブーです。

赤ちゃんを預けて2人で過ごす

思い切って赤ちゃんを預け、2人でゆっくり過ごす、というのも1つ手段です。「赤ちゃんを預けるなんて!」と罪悪感があるかもしれませんが、夫婦仲がギスギスしてしまう方が赤ちゃんにとっても2人にとっても良くありません。
祖父母の手を借りられない場合は、市や区が運営している支援センターや保育園で一時預かりを行っているところがあります。有料にはなりますが、1時間数百円のところもありますので、一度調べてみてはいかがでしょうか?

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