赤ちゃんが元気で成長してほしいと思えば、きれいな環境は、大切。
そして室内をきれいに保とうと思えば、掃除に関しての気配りも必要になってきます。
赤ちゃんがずりばいやハイハイしはじめたときに一番気になる、床の掃除に関しての方法をまとめてみました。
アレルギーから赤ちゃんを守るために
アレルギーの原因となるダニや花粉は小さくて目に見えません。ですから、ハウスダストなどのアレルギーを持つ赤ちゃんは、家の中にいても、いつでも危険にさらされていることになります。
また、アレルギーではないにしても、赤ちゃんにとってホコリやダニはよくありません。赤ちゃんを守るためには、ホコリやダニが出来るだけ少ない部屋にする必要があります。部屋に必要なもの、必要でないものを注意して仕分けたりすることも有効です。
床は掃除がしやすいのでフローリングがオススメです。カーペットやラグをインテリアとして置きたいと思われる方もいらっしゃると思いますが、カーペットやラグにはホコリが溜まりやすく、ダニも発生しやすいので、極力置かないようにしましょう。
また、赤ちゃんや小さなお子さんがいらっしゃる家庭では、子どもが喜ぶようにいくつもぬいぐるみがディスプレイされている光景を見かけることが多いですが、ぬいぐるみは可愛らしいアイテムであっても、その中にダニが発生することもありますので、ぬいぐるみも置かないようにしましょう。クッションなどにも同様のことが言えます。
そして、クッションカバーやソファーのカバーなどは洗える素材のものを選ぶようにして、こまめに洗濯をするようにしましょう。最近では、アレルギー対応素材のクッションやアレルギーの赤ちゃん向けのぬいぐるみもありますので、そういったものを活用するのもいいでしょう。
見落としがちなのが、おもちゃや絵本です。赤ちゃんは、おもちゃや絵本をなめたりかじったりすることもありますから、消毒のために拭いている方はいらっしゃるでしょう。しかし、絵本やおもちゃを綺麗にするには、もう一つ目的があります。それは、アレルゲンの除去のためです。
特に古い絵本はダニが発生することがありますので、拭いて清潔にしましょう。おもちゃもホコリが溜まりやすいので、拭き掃除をするようにしましょう。
フローリングの床やベビーマット・畳などの床の拭き掃除
床のホコリの中には、ダニの死骸や花粉、砂などがたくさん含まれているので、事前によく吸っておくと、仕上がりがきれいになります。
床の継ぎ目の凹んだ部分にも、固まった食べこぼしなど、入り込んでいるかもしれません。
竹串やピン止めなどで、汚れをかき出して、掃除機で吸ってください。
掃除機のかけ方もヘッドを床表面と常に平行になるようにしてかけます。
ヘッドと床の間に不必要な隙間が開いてしまうと、吸引力が落ちます。逆に全く隙間がない場合も吸うことができません。ヘッドが床にくっついて吸いにくいという場合は、掃除機のヘッドに問題がありますので、掃除機の交換を考えたほうがいいかもしれません。
壁際などは、ヘッドを外してパイプだけにして吸い残しがないようにします。
フローリングは、目の方向にヘッドを通します。畳も、目にそってノズルを通します。
そして、きれいなモップや雑巾で水拭きを行います。
水を電気分解してアルカリ性にしているアルカリ電解水は、界面活性剤の入っている洗剤より汚れ落ちは悪いですが、時間がたてば水になるので2度ぶきがいらず、赤ちゃんがなめても全く問題ないです。毎日定期的に床の拭き掃除を行なっていれば、アルカリ電解水での掃除で十分です。畳の場合は、固絞りをして目に沿った拭き掃除をします。
簡単にかけられる天然原料の床ワックス
フローリングを綺麗に長持ちさせるためには定期的にワックスをかけるといいことをご存じの方は多いでしょう。しかし、ワックスをかけるには時間や手間もかかります。ですから、ワックスをかけたくても時間がなくて諦めていらっしゃる方も多いです。
小さなお子さんがいらっしゃる方、時間がない方のワックスがけには、天然原料の床ワックスがいいでしょう。例えば、ドイツのアウロ社の床ワックスは、1回に30ミリリットルを水に溶かし、そこに浸した雑巾を絞って、普段の水拭きと同じように拭くだけです。このワックスならば、掃除とワックスがけの作業を兼ねていますので、一度に済んで楽ができます。
また、このワックスは石油原料のワックスとは違って素手で使うこともできますし、原料はユーカリ油、オレンジ油、亜麻仁油、蜜蝋などですので香りも心地良いです。
忙しいおかあさんの味方
毎日フローリングの拭き掃除が難しいおかあさんには、ルンバの兄弟と呼ばれるロボット”ブラーバ”がおすすめ。
拭き掃除用のロボットで、ルンバと同じiRobot社が開発しました。掃き掃除用のルンバに対して拭き掃除用のブラーバは、兄弟として見られているようです。
水拭きと、から拭き、2つの清掃モードで、ホコリや髪の毛はもちろん、普段の掃除では取りきれなかった皮脂汚れや、食べこぼしのあとまで残さずキレイに。
あまり神経質になりすぎない
掃除に関してはするにこしたことはないと思うのですが、ただでさえ赤ちゃんのお世話などでくたくたのお母さん。
あまり掃除をしなくちゃ大変!!!と思い詰めず「ほどほどの心配り」が必要なのではないでしょうか。
やり方を知っていれば、ちょっとの合間にささっとできることもあります。
掃除ノイローゼにならない程度に、気がついたらやる。と気楽にかまえることも必要かと思います。