梅雨時期のジメジメ、そして冬の結露に、大掃除のときのカビ取り。湿気の多い日本では、カビとゴキブリはどうしても家の中に住み着いて、いや棲みついてしまいますね。東南アジアではもっとひどいですし、モンゴルやヨーロッパでは、乾燥していてホテルでも、一般のご家庭でもカビ臭くない。でも日本ではカビ取りの洗剤が売られていて、危険なものもあります。で、このカビ。見た目が悪いだけでなく、胞子が子供の肺炎の原因になることも。なるべくカビの発生を防ぎ、いつまでもきれいな状態で過ごしたい。そんな家族の願いに、少しでもプラスになるようなコツをまとめてみました。
お風呂のカビ防止 ~ 熱湯シャワーと浴室のシャンプー置き廃止
まずカビが発生するのはお風呂・バスルームです。湿気と、石鹸かす、垢などの栄養分があるので、カビにとっては最高の場所です。
発生を予防するには、残り湯をためないこと。
翌日の洗濯用に、我が家でも残り湯を活用しているのですが、どうしても冬場は湯気で、部屋中が湿気てしまいますので、泣く泣く捨てています。
そのあとで、熱湯シャワー(80度設定)で、浴槽、浴室の壁を、ザーッと洗い流します。それだけでもだいぶまし。殺菌ですね。
バスルーム内に、石鹸・シャンプー置き場をつくらないのも、カビ防止のひとつ。脱衣所に移すだけで、カビの発生が減りましたよ。
結露対策
冬のカビは、窓際から発生します。
部屋の暖かい空気が、外気に触れる壁の部分。そして窓ガラスには、結露が発生します。鍋物をした後なんかだと、手でさわると、ベタっとするくらい。
壁には断熱材が入っていますが、それでも結露は防げませんので、壁紙をクッションのあるものに変えました。
窓ガラスは、ペアガラスが一番ですが、残念ながら公団住まいの、わが家では無理。それで、窓ガラスに結露防止シートを張っています。
夏場には、その上から遮光フィルムで西陽を抑えています。
お風呂のカビ防止 ~ 乾燥させる
お風呂は乾燥させるのが一番。浴室乾燥機があれば、洗濯物をお風呂に干しておけば、朝には乾いているくらい、最近の浴室乾燥機(浴乾 = よっかん)は便利ですね。
でも、中古住宅を買ったり、賃貸住まいだと、そんな機能が無いところも。となると、浴室の換気扇をまわすしか方法が無いのですが、この換気扇、フィルター部分にカビが発生しやすいので、頻繁に清掃しましょう。
あと、外気をなるべく取り入れたほうが良いので、寒い時期ですが、お風呂場の窓は開けて。通気の良いお部屋を選ぶのも大事ですね。
洗面台と台所 ~ 酢酸(お酢)を薄めるか漂白剤でOK
発生してしまったカビ。除去するには強力な洗剤から、自然素材までありますが、洗面台と台所には、酢で除去しましょう。
小さなお子さんは、なめたりする危険がありますし、洗剤と調味料とを間違えてしまう危険があります。とくに、洗面台の下の収納に、ストックする家庭も多いと思いますが、小さなお子さんの手の届くところは、まさに、洗面台の下と台所のシンク下です。気をつけましょう。
酢は、天然素材で、殺菌効果があります。カビには酢そのものをかけてしまいましょう。ガーゼや、いらないタオルで、除去したいカビ部分を覆ってから、酢、頑固なお風呂のカビには換気を良くして漂白剤で。
カビ取りを安全に
頑固なカビ、特にバスルームのカビはなかなか取れません。
そうなると、強力なカビ取り洗剤の出番です。しかし、お子さんのいる家庭では使ってほしくないですね。
確かにカビを菌糸から根こそぎ破壊してくれますが、その分、部屋の空気は汚れますし、いくら換気を良くしても、
残存の薬剤も気になります。
そんなときは、長期の旅行、長期でなくても2泊3日くらいでも、ぜひ出かける前に、頑固なカビの部分だけぼろ布か古いタオルで覆い、漂白剤(塩素系)をかけて出かけるのが良いですね。
あまり強力なカビ取り剤よりも、キッチンハイター(商品名)程度に収めておくのが良いですよ。