小学生高学年になったら行くべき大阪兵庫の歴史博物館5選

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小学生高学年になると、歴史に興味が出てきます。学校の授業でも社会科で、日本の歴史を学びます。弥生式土器や埴輪(はにわ)、古墳などなど。理科でも、地球の成り立ちや恐竜も。マンガの歴史入門書も大好きになったりします。そんな子供たちと一緒に、身近にある博物館で楽しく身近な地域の歴史に触れてみませんか。まずは、大阪・兵庫の5つに絞って取り上げました。公立の施設ばかりですので、入館料もリーズナブル、もしくは無料です。子供でも楽しめる関西の歴史関係の博物館をまとめてみました。夏の暑い日には、外での遊びより、屋内の空調のきいた資料館で過ごすのもよい一日になりますよ。

大阪歴史博物館

大阪のど真ん中、オフィッス街にある博物館、大阪歴史博物館。奈良時代の遺構、難波宮(なにわのみや)を復元したホールが印象的に残ります。
江戸時代の大坂(なにわ)の街並みをジオラマで再現したジオラマは圧巻。精密で、歩く人の息遣いまでが伝わってきそうですね。
江戸の文化も楽しいですが、この大阪の文化もまた楽しい。
土器(複製)などには触ることもできます。
まちなかなので、車で出かけるよりも公共アクセスで。大阪市営地下鉄谷町線・谷町四丁目の駅からスグ。

http://www.mus-his.city.osaka.jp/

大阪市立自然史博物館

歴史というより、先史時代。化石や恐竜が中心の博物館です。
歴史と先史の違いは、文字で、あるいは確かに人類が出現して、記録に残したり、文化活動、創造活動をした形跡があるもの以降を「歴史」と言い、それ以前の、早い話が人類出現以前を「先史」(歴史の前の時代)と名付けています。
この市立自然史博物館は、メインの恐竜化石(模型)は迫力がありますし、珍しい「虫の化石」、そして手でさわれる化石の展示なども充実しています。
大きな府民の憩いの場、長居(ながい)公園のなかにありますから、芝生の上でのピクニックと併せて楽しむのはいかがでしょうか。
以外と公共アクセスが便利。梅田からでも30分で、市営地下鉄御堂筋線・長居駅に。駅からすぐです。

http://www.mus-nh.city.osaka.jp/

弥生文化博物館

正式な名称は、大阪府立弥生文化博物館です。
全国で、弥生時代の文化を専門にした博物館、常設展示は、この弥生博物館だけという、とっておきのスポット。府立の施設ですから、入館料が小学生・中学生は無料です(高校生以上の学生は200円、大人は300円)。
米作りがはじまった弥生時代。稲作文化の象徴は、集落をつくって、集団で生活をするようになったことですね。歴史の授業で習ったことが、そのまま展示されているので、ちょっと感激でした。
展示のジオラマや、人形もとってもリアルですし、発掘された米作りの鍬(くわ)や銅製のツールもたくさんあります。
阪南というより、河内ですが、意外と公共アクセスが便利。阪和線の信太山駅から歩いて5分です。
人間が助け合って生活していた時代がうらやましくなるなど、大切なことを学ぶ機会になる博物館ですよ。

http://www.kanku-city.or.jp/yayoi/

兵庫県立考古博物館

大きな史跡公園「播磨大中古代の村」という、ハコもの施設の中の博物館。でも意外や意外、体験型のミュージアムは、小さなお子さんでも大満足の仕掛けや展示の工夫があって、楽しめます。
とくに、発掘を体験できる「発掘プール」で、遺構・遺物のレプリカを掘り出すコーナーは、なんだか夢中になってしまいます。
姫路のちょっと先、加古川ですが、JRの土山駅から徒歩10分程度。入館料も子供100円、大人200円と、さすが公立ですね。
イベントも予約制ですが随時開かれていて、勾玉作りなんてのも。
WEBサイトをチェックしながら、周辺の公園でのピクニックと合わせてプランニングをどうぞ。

兵庫県立人と自然の博物館

神戸の自然豊かなやまをこえて、三田(さんだ)へ。
最近は大阪キタ、そしてJR東西線への直通運転が増えたり、アウトレットモールやイオンショッピングセンターができたりと、何かと話題が豊富で活気ある三田です。
歴史というより、科学や地学の分野の博物館、そして化石の展示がメインです。というのも、同じ兵庫県には、化石が次々と発掘されて話題の丹波があるからですね。
その丹波で発掘された、大型草食恐竜の歯の化石など、化石がたくさん展示されているほか、模型ですが大型恐竜の化石模型もあります。
ガラス越しに化石のクリーニング作業見学もできます。
博物館は、三田の公園の中にあり、公共アクセスなら神戸電鉄フラワータウン駅からスグと、京阪神それぞれからアクセスしやすいのがウレシイですね。
太古のロマンに、そして丹波の山中の地層から、大きな恐竜の骨格化石が発掘される日が来ることに夢を馳せてみましょう。

http://www.hitohaku.jp/

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