小さな子供のいる家庭のハウスダスト対策と掃除機

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掃除をしたい、片付けたい。小さなお子さんがいるママの切実な願いですね。子供がいるとどうしても汚れてしまう。汚れていると、汚れていても、散らかっていても平気になってしまう。それではいけません。子供のアレルギー、アトピー性皮膚炎や小児ぜんそくはハウスダストが原因であることも多いもの。片付いていればベストですが、片付いていなくても健康で清潔なお部屋にしていくポイントです。

カーペットはやめる

フローリングの部屋を掃除機をサッとかけて、ウェットのワイパーかモップで拭くのが一番清潔です。
一方でラグやカーペットはどうしてもホコリが出ますし、ごみが取れません。保温や防音のために敷いているご家庭もありますでしょうが、はがしましょう。はめ込み式のパネルカーペットや洗えるカーペットなどもありますが、やはりホコリは発生しますし、毎日洗うわけにはいきません。どうしても音が気になるなら、細竹のラグか、冬でもゴザが良いですね。
畳の部屋は、サッと掃除機をかけるだけでOK。意外とたたみのイグサには湿気を吸ったり、抗菌作用があるなんて不思議ですね。
ホコリはぜんそくの元凶。完全には除去できませんが、できる限りのことをしたいです。

間取りと配置

お部屋の家具の設置や、子供部屋のベッドなど、お掃除しやすい配置ですか。
特に子供部屋に、おやつを持ち込んだり、お友達を呼んだりしていると、どうしても部屋が汚れてきますが、問題は、子供が自分で掃除するかどうかですね。
そこで、お掃除しやすい配置、とりわけ掃除機をかけやすい配置に変えてみましょう。年末の大掃除ではなく、3連休も多くなったこともありますので、春や秋の機構が安定しているときに、模様替えをしちゃいましょう。
そのときに、クロスを張り替えたり、窓にシール(ガラスウォールステッカー)などの飾りつけも楽しみましょう。そうすれば、お子さんも自分の部屋に愛着もって、掃除に力が入りますよ。

掃除機のアレルギー

掃除機のごみは、こまめに処理しましょう。
電気掃除機(クリーナー)には、サイクロン式、紙パック式と、それぞれメリット、デメリットがありますが、ごみのなかにはダニがわきやすくなります。
何よりも、紙パックにしてもサイクロン式にしても、ごみがたまったままですと吸い込みが悪く、効率が悪い。そしてごみの臭いも広がってしまいます。
掃除の時間が長くなると、その分、掃除機からの排気で空中にホコリが舞い上がる量が増えます。ハウスダスト、とりわけホコリは、ぜんそくや皮膚炎の大敵。清潔な掃除機で、お子さんの健康を守ってくださいね。

空気清浄機

掃除機に関連して、いかにホコリを減らすのか、ハウスダストを除去するのか。
わが家では、空気清浄機を使っていますが、2ヶ月でフィルターにたくさんのごみが吸着しています。以前、ハムスターを飼っていたときには臭いも気になったので、空気清浄機が活躍してくれましたが、その後も、「えっ、こんなに」というくらいのホコリを吸い取ってくれていますよ。
静音タイプばかりなので音が気になることはほぼありませんが、感度が良すぎると、常にファンが回り続けて、本体の寿命が短くなることも。選ぶ際には、ほどほどの吸着・吸引力と感度がよいと思います。
なお、芳香剤や消臭剤は、お子さんのいる家庭では禁物。揮発性の物質は気管支に悪いです。

お風呂のカビ

最後に、お子さんの皮膚や気管支に大敵なのは、カビ。カビの胞子です。
もちろんジメジメした地域であったり、梅雨時は防ぎようがありませんが、最近は機密性が高くなり、部屋の中でも頻繁に結露します。
でも一番は、お風呂。カビキラー(R)などの洗剤もありますが、できればお子さんが小さな頃は使いたくないもの。そもそも、強力な洗剤であればあるほど、毒ですし、体にもよくありませんからね。
お風呂のカビ対策、それはズバリ「乾燥」。カビの胞子をすっかり洗い流すことが大事です。とくに、毎日の、お風呂に入ったあとに、熱湯のシャワーで壁からシャンプーラックまですべてを洗い流すだけでも効果抜群! そして換気扇をまわして、換気をすれば、カビの発生を相当防ぐことができますよ。
面倒がらずに、毎回のバスタイムの仕上げに、ぜひ「熱湯」水洗いです。

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