友達親子の良好な関係が子どもに与える意外な影響

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最近は親と子供の境目があいまいな、友達のような親子関係をよく見かけます。

昔の親子関係とは、全く異なっています。

このような友達のような親子関係は子供にどのような影響があるのでしょうか。

友達親子はいい関係なのか、それとも・・・?



子供が成長しない

子供が成長する中で、親の存在は絶大です。
社会のルールや善悪、人間関係や人の気持ちなど、たくさんのことを子供に教えていかなくてはなりません。
子供のした行いを、褒めたり叱ったり、それがどうして良いのか悪いのかという事を身をもって伝えていく必要があります。
子供も親との関係がベースになり、人の気持ちや対人関係を学んでいきます。
その下地を作る段階で、まるで友達のように振舞う親からは社会的常識を学ぶことができません。
人としての基礎を十分に学んでいない子供は、学校や社会に出たときに大切なものが欠如している可能性があります。

子供は親と同じではない

子供と自分がどんなに似ていようとも、子供は親の分身ではありません。
全く違う人格を持ち、全く違う感性を持っているのです。
親が、自分がそうだから子供もそうあるべきという気持ちを、子供に押し付けすぎてはいけません。
子供は子供、自分は自分と分けて考えていないと、子供の成長を邪魔することにつながってしまいます。
親が子供に、自分の感性を押し付けすぎると、子供は自分の意見を言う場所がなくなります。親に反抗することもなくなり、親の言いなりの状態です。
子供が成長する中で、自我が目覚める反抗期というのも、とても重要な通過点です。
しかし子供は親に反抗もできず、自分というものが表現できない状況に立たされてしまいます。

抜け出せない共依存

子供と親がお互いに、自分は頼られているという感覚に陥り、自分の存在価値をそこにしか見出すことができずに、その関係に依存していってしまうのです。
親は自分の感性を子供に押し付け、私がいないとこの子はダメだと思い込み、子供も親に反抗し傷つけてはいけないと親の言うことに従う。
この負のスパイラルが友達親子には存在するのです。
この関係性を抜け出さないことには、子供は一生親の言いなりになって生活していくしかありません。
しかしこの状況を改善するのは、お互いが依存関係に陥っているので、なかなか簡単ではありません。

子供の個性がなくなる

服や髪型、趣味嗜好など、小さい頃から親に従っていることで、自分の好きなものを表現する場所がなくなってしまいます。
それにより、子供は親の好きなものが自分の好きなものになり、自分というものが親に吸収されてしまうのです。
親にも個性があるように、子供にも個性は存在します。
まずは押し付けるのではなく、子供の個性を尊重してあげるように心がけましょう。

友達親子とは

友達のような親子は見ていて、微笑ましく幸せな気持ちになります。
しかしその関係が行き過ぎてしまうと、子供の成長に悪影響を与えてしまうこともあるのです。
親は自分と子供を混同せず、親として子供の成長を温かく見守っていく必要があります。
子供の個性を大事に育ててあげるのも親の役目です。
自分の分身を作る「友達親子」ではなく、親も子供もお互いの個性を大切に「仲良し親子」になるような関係を築いていきましょう。

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