お弁当の食中毒を防ぐために気をつけたい5つのこと

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蒸し暑くなってきましたね。
この時期になると、気になるのが「食中毒」です。
家庭での食事はすぐ食べられますが、お弁当は蒸し暑い中を持ち歩きますので、腐りやすくなります。大人でしたら、経験で回避出来るかもしれませんが、お子さんなら「おかしいな」と思っても食べてしまうかもしれません。
とは言っても、やはり手作りのお弁当を持たせてあげたいですよね。安心して持たせてあげられるよう、お弁当の食中毒を防ぐ方法を調べてみました。



調理前に心がけること

食中毒予防の基本ですが、「手をよく洗うこと」。
手に傷がついていると、そこから菌が入ることがあります。必ず、傷を保護してから調理しましょう。
また、調理器具やお弁当箱もきれいに洗って、自然乾燥か清潔なふきんで拭きます。
お弁当箱のふたのパッキンも、分解してきれいに洗います。
これらは、酢やアルコールなどで除菌すると効果的です。

しっかり加熱する

肉類は、中心までよく加熱します。75度で1分が目安です。
卵焼きもよく火を通します。半熟はNGです。
生でも食べられるハム、ソーセージ、ちくわなども焼いたり、ゆでたりなどして熱を通します。
電子レンジを使用するときは、加熱ムラに注意します。
手には細菌がたくさん付いています。食品にじかに触らないよう、
お箸やフォーク、ラップなどを使用するようにしましょう。
この時期は、「キャラ弁」もお休みしたほうが無難かもしれません。

冷まして水気を切って、詰める

水分が多いと細菌が増えるおそれがあります。水気・汁気はしっかり切って詰めます。
ごはんやおかずはよく冷ましてからふたをしめます。
夏場は作りおきのおかずは使わないほうが安全ですが、使うときは冷蔵庫に保存したものを使い、詰める前は必ず火を通し、よく冷まして使います。
生野菜や果物には雑菌が付いています。よく洗ってしっかり拭いてから詰めましょう。

持ち運ぶとき

直射日光のあたらない、なるべく涼しい所に保管し、早めに食べましょう。
必要に応じて、保冷剤やクーラーボックスを使うと安心です。
屋外で部活をするというようなお子さんをお持ちなら、「なるべく日陰に置くこと」を伝えておくといいですね。

こんなひと工夫も・・・

・冷凍した野菜や自然解凍OKの冷凍食品を詰める。
・わさび、しょうが、酢、梅干など抗菌効果のある食材を利用したおかずにする。
・お弁当用抗菌シートを使用する。
・密閉性の低いお弁当箱を使う(適度に水分が抜け、菌の繁殖を防ぐため)。

いかがでしたか?

お子さんがお弁当を持って行く時というのは、遠足や校外学習だったり、大会や試合、入試や模試の時だったりと、大事な用事の時が多いと思います。
そんな時でも安心して送り出せるよう、お弁当の食中毒には充分気をつけたいですね。

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