冬になると風邪がはやります。ウィルスが10度以下になると活発になるためですし、空気も乾燥して、まだまだ気管支や咽頭が未熟なお子さんは、風邪を引きやすくなります。
防寒着や風邪薬はもちろんですが、冬に良い食べ物や、入浴法など、昔から日本に伝わる伝統の風邪予防、そして、お子さんの体を鍛えるスイミングや空手などの習い事も良いですね。
ここでは、ご家庭でできる身近な予防法を取り上げてみました。元気に冬を乗り切ってくださいね。
ガーゼマスク ~ 乾燥は気管支の大敵
お子さんのマスク … 最近は不職布の使い捨てマスクが主流になってきていますが、カゼの予防には、ガーゼでも不職布でもOK。でも、乾燥しないマスクは、ガーゼの方が保湿力が良いそうです。
洗えば使い捨てよりも経済的ですし、手作りもOKです。
口だけでなく、鼻も隠れるような、縦の長さにも注意しながら、マスクを選んでくださいね。
栄養あるメニュー
栄養ある食事も大事ですよ。
保育園や学校給食の献立は、栄養バランスあるメニューが考えられていますが、幼稚園は基本、自分で持っていかないといけませんし、土日は、自宅でのメニューになりますね。
朝ごはんも大事ですから、前の日に、にんじんやブロッコリーのソテー、かぼちゃの煮付けなどをつくっておいて、朝食に1品出してあげましょう。
ビタミンB、ベータカロチンが、風邪の予防に良いとされています。豚肉や大豆製品も風邪予防に良いので、豚バラ肉と豆腐の鍋などもいいですね。
体を動かす
寒いからといって、あたたかい部屋の中で遊んでばかりは良くありません。
体を動かすことで新陳代謝を良くして、免疫力を強めます。
縄跳びやマラソン・ランニングは、冬場のスポーツですので、パパと一緒に朝と夕方、公園で体を動かしましょう。
「寒い」から「温まる」が大事。でも、汗をかいたらすぐに着替えですよ。
とくにエアコンは、空気を乾燥させますので、夜は控えた方が良いですね。
インフルエンザの予防接種
インフルエンザの予防接種は、学校や幼稚園・保育所で推奨されていますし、公費助成もありますから、摂取をした方が良いですね。
ここで大事なのは、ワクチンの副作用です。
一時的に不活性化したウィルスを体内に入れるわけなので、予防接種の当日は入浴を控えましょう。
また、赤くはれたり、微熱が出ることもありますし、幼児への免疫はつきにくいという報道もあります。
しっかりと情報を得て、予防接種をしましょう。
ぬるま湯で体を温めて寝冷えせず
体をあたためること、発汗作用は、それ自体が風邪予防になりますし、体内に入ったウィルスや細菌を死滅させる効果があります。
風邪のときに熱があがるのも、白血球がばいきんと戦って、熱を出して弱らせているんですね。
あまりにも熱があれば(38.5℃以上)お風呂も控えたほうが良いのですが、微熱程度なら、ぬるま湯でゆっくりと入り、出てから冷えないようにお布団にもぐりこみましょう。
夏も含め、日ごろからぬるま湯でゆっくりと入るのが風邪予防でも良いですね。