ドキドキの初受診!知っておきたい産婦人科診察の知識

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妊娠検査薬で陽性がでたら、次にするのは産婦人科受診ですよね。

初めての産婦人科診療…いったい何をするのでしょう?

本当に妊娠しているのかという不安も相まってドキドキしますよね。

そんな不安や緊張を少しでも和らげるために、初受診の際に何をするのか何が必要なのかをまとめてみました。



初めて産婦人科を受診する時に必要な持ち物

妊娠かな?と思ったらまず検査薬を使いますよね。
そして陽性が出たならば次は必ず産婦人科受診という流れになります。
しかし経産婦や不妊治療経験者でない限り多くの方は妊娠に関する産婦人科受診は人生初の体験になるのではないでしょうか?
私自身、本当に妊娠しているのかという不安と期待、どんな検査や診察があるのかという戸惑いでドキドキしたのを覚えています。

まずは初めての産婦人科受診に必要な持ち物をチェックしていきましょう。

・健康保険証
妊娠の場合はほとんどの診察・治療において保険は適用されませんが、初診時はカルテを作るのに必要になります。
また、2回目以降の受診の際も薬を処方される場合など保険が適用されることもありますので必ず持っていきましょう。

・現金1万円~2万円
妊娠における受診は基本的に保険適用外で自費清算となります。初診の相場は8千円~1万5千円程度ですので多めに持っていくようにしましょう。
緊急でどうしても持ち合わせがない場合などは次回清算などの対応もしてくれることもありますがきちんと備えて行くようにしたいですよね。

・筆記用具(メモを取るアイテム)
妊娠が確定した場合、次の診察までにしておくべきことや今後の生活についての注意事項などなど覚えなくてはならないことが多くあります。
しっかりとメモを取れるように用意しておきましょう。
一冊ノートを用意して妊娠中の記録用にするのもおススメです。

・生理用ナプキン
安定期までの診察では経膣エコーや内診がつきものになります。その際、膣から出血がある可能性もありますので用意しておきましょう。

・基礎体温表
つけている場合は持参するのがベターです。

・携帯電話や本などの暇つぶしアイテム
産婦人科は受付から診察までの待ち時間が他の科よりも長めです…場所によっては4~5時間待ち!というところもありますので用意しておくと役に立ちます。
待ち時間に編み物をしている妊婦さんを見かけたこともありますよ。

・A4サイズ程度の書類の入るバッグ
初診時以外にもたまに説明書や妊娠中の心得など産院独自で作ったプリント類を持たされることがあります。
持ち帰りに困らないように少し大きめのトートバッグなどがおススメです。

・最後の月経の期間の記憶
最後の月経が何時から何時までだったかというのは妊娠の場合「予定日」に大きくかかわりますので必ず聞かれます。
答えられるようにしておきましょう。

初めての受診ではエコーを見た感動もありましたが、とにかく費用がかかったのが記憶に鮮明です。
妊婦健診になれば市区町村から助成チケットが出ますがそれまでは3千円~1万円の出費が平均ですので意識しておきましょう。

診察をスムーズに進めるためにベターな服装

妊娠中の産婦人科受診では多くの場合、尿検査や内診、経膣エコーがあります。
服装も産婦人科ならではのマナーに則ったものを心掛けるようにしましょう。

服装で気を付けるべきことは以下の点です。

・トップス
聴診や血圧測定に備えて腕がまくりやすいもの・前開きのものがおススメです。
補正下着のような締め付けが強く着脱に手間取るものは控えましょう。

・ボトムス
内診や経膣エコーといった診察があります。
スカートか着脱しやすいパンツを選びましょう。
タイツやストッキングも着脱に時間がかかりますのでソックスの方がベターです。

・靴
ブーツやひも靴のように着脱しづらいタイプは避けローヒールのパンプスやバレエシューズなどがおススメです。
ハイヒールは妊娠中を通してバランスをとるのが大変になるので控えましょう。

最後にメイクもばっちりメイクだと顔色がわかりづらくなるのでナチュラルメイクを心掛けるようにすると完璧です。

初受診での診察内容

一番気になるポイントが診察内容ですよね。
それでは初診でどんなことを聞かれるのかどんな検査があるかなどを説明していきます。

・受付
まず、受付で保険証を提出し問診票に記入します。
問診票では過去の病歴や最後の月経期間、妊娠の経験などを聞かれるので答えられるようにまとめておくとスムーズです。

・尿検査
次に尿検査用の尿採取をするように言われますので、トイレで採尿しましょう。
(受診の直前にトイレに行かないようにしておきましょう)
血圧測定や体重測定もセルフの産院が割と多いですので指示に従って行っておきます。

・診察
順番が着て名前(番号)を呼ばれたらいよいよ医師の診察です。
(体重測定と血圧測定がこちらに含まれる産院もあります)
先に提出しておいた尿検査で妊娠の陽性反応が出ているかの結果が出ます。
陽性であれば超音波検査を行います。
専用の台に座り足を広げ、経膣エコーの器具を膣に挿入して子宮内の様子をモニターで観察します。
(この時は医師と妊婦はカーテンで仕切られるので恥ずかしさは軽減されます。)
妊婦側にもエコーの様子がわかるモニターがあるので赤ちゃんの様子をチェックすることができますよ。
ここで子宮内に胎嚢(点のような赤ちゃんが入る袋)が確認できれば妊娠確定です。
続いて医師の触診による内診があります。子宮の大きさやかたさ、産道の状態などをチェックします。
最後に問診をして診察は終了です。
お会計と次回の予約をして帰宅しましょう。

ドキドキ!初受診におススメのタイミングがある理由

妊娠検査薬にも使用にベストなタイミングがあるように妊娠を疑ってから産婦人科を初受診するのにもベストなタイミングがあることはご存知でしょうか?
そのタイミングについてもここでご説明しておきます。

生理予定日から生理が遅れること約1週間後が市販の妊娠検査薬で正確な判定が出始めるるベストなタイミングです。
ここで陽性が出た場合はすでに妊娠4週目に差し掛かった状態となることを知っておきましょう。
(妊娠0週は最終月経の期間にあたります)
ただ、陽性が出たからと言ってすぐに産婦人科に行くのはおススメできないんです。
それは胎嚢という赤ちゃんが入っている袋が超音波検査で確認できる時期の目安が妊娠5週目以降であるからです。

初回の検診時に胎嚢が確認できないとまた翌週受診しなくてはなりません。
さらに胎嚢が確認できても胎児が正常に育っているか知るためには胎芽と心拍の確認が必要になります。
胎芽と心拍確認ができるのは早くて5週目~7週目が目安なのです。
そのため胎嚢確認→また翌週受診・心拍確認→正常妊娠ですおめでとうございます!となるわけです。

では、どのタイミングで受診するのがいいの?となりますよね。
結論から言うと妊娠5週目の後半がベストなタイミングです。
つまり検査薬で陽性反応が出てから約1週間後あたりになります。
運が良ければ初回から心拍の確認ができますし、遅すぎて子宮外妊娠などの異常妊娠の発見を遅らせてしまうリスクも避けられるからです。
なにより妊娠が確定して妊婦健診になるまでには受診ごとに1万円前後の費用が掛かります…
できるだけ回数は減らしたいと思いませんか?
また早く受診しすぎると子宮外妊娠などの異常妊娠や流産の可能性を示唆されて不安にもなります。
焦る気持ちもわかりますが前のめらずじっくりとベストなタイミングを見定めて受診することをおススメします。
ただし、出血や体調に異変があるときは迷わずすぐに受診してください。

祝・妊娠確定!次の診察までに用意しておくべきアイテム

無事に妊娠確定の診断をされ、予定日が確定したならば次の診察までに用意しておきたいアイテムがこちらです。

・母子健康手帳(母子手帳・父子手帳)
・妊婦健診助成券類(行政により呼び方は異なる可能性があります)
・マタニティマーク
・母子手帳ケース

やっぱりうれしいのは憧れの母子手帳ですよね。
住んでいる市区町村の役所やお近くの保健所などで交付してもらえますので妊娠12週までには手元に用意しておきましょう。
母子手帳と同時に健診の助成券や超音波検査など各種検査の助成券、マタニティマーク、産後1か月の健診助成券などがまとめてもらえます。
市区町村により助成の内容がだいぶ異なりますのでよく調べておくと良いですよ。
またマタニティマークはたまごクラブなどの雑誌や駅窓口などでも手に入れられます。
意外とかわいいマークもあるのでチェックしてみるのもいいかもしれませんね。

いかがでしたか?参考になったでしょうか。
ドキドキの初検診も知識があればさほど緊張せずに迎えられます。
健やかなマタニティライフのスタートにしちゃいましょう。

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