妊娠中の運動として、ウォーキングが良いというのを良く耳にしますよね。通っている産院の先生から勧められた方も多いのでは?なんとなく、ウォーキングが良いのは分かるけれど、どうして良いのかきちんとした理由を知っている人は少ないのではないでしょうか。そこで、ここでは妊娠中のウォーキングが良いとされる5つの理由をご紹介します。理由を知って、毎日適度なウォーキングを行い、健康的なマタニティライフを過ごしてくださいね。
1.経験値が不要で毎日続けやすい
これまであまり運動をしてこなかったインドア派の方や運動が苦手な方にとっては、急に何か運動を始めるというのは、とてもハードルの高い事ですよね。
でも、ウォーキングは「歩くこと」です。
特に経験値は不要で、今日からでも始めることができますよね。
そして、大切な事は毎日続けること。
道具や設備がなくとも行えるウォーキングは、そういった点でも優れている運動だと言えますね。
2.有酸素運動
ウォーキングは有酸素運動です。
有酸素運動は、体内に酸素を取り込み、脂肪を燃焼しながらエネルギーに変えることができるため、妊娠中の体重管理にも役立つと考えられています。
また、血液やリンパの流れもよくなることで、血行が良くなりむくみの改善や、免疫機能の向上にもつながると、良いことづくしなんですね。
また、一般的に有酸素運動を行うと食欲が減少すると言われています。そのため、つわりが終わって食欲が増してくる、妊娠中期~後期の妊婦さんにとっては、とてもおすすめの運動と言えそうですね。
3.持久力がつく
お産に必要なのは、気長に陣痛と付き合い、赤ちゃんが生まれるその時までふんばり続ける持久力です。
また、赤ちゃんが生まれた後すぐにスタートする育児だって同じです。
最低でも、正しい姿勢ですたすたと早歩きで1時間は歩けるようになりたいものです。
もちろん急にそれだけ歩くのはとても大変ですよね。
まずは、朝や夕方など運動がしやすい気候の時間帯に、15分位からスタートしてみてはいかがでしょうか?
少しずつ歩く時間を増やしていって、お産の時までには1時間歩けるまでになっていれば、自分でも体力に自信が持てて、安心してお産に臨めそうですね。
4.骨盤周りの筋肉を鍛える
現代社会のライフスタイルは、昔と違ってベッドにイスの生活、様式トイレにハイヒールと骨盤周りの筋肉を使う機会が極端に減っていると言われています。
しかし、骨盤は赤ちゃんや内蔵を支える大切な器。
これからどんどんと大きく成長していく赤ちゃんを支える為にも、骨盤周りの筋肉を鍛える必要があるんです。
実は、ウォーキングは、そんな骨盤周りの筋肉を鍛えるのに最適な運動なんですよ。
ただし、ただ歩けば良いという訳ではありません。
仙骨をしっかり立てて、正しい姿勢に気を付けて行ってくださいね。
5.気分転換になる
ウォーキングは、外の景色を楽しみながら行うことができますよね。
妊娠中は、ささいな事でも心配になってしまったりイライラしたりとナーバスになりがちです。
そんな妊娠中の女性にとっては、外の空気を吸って良い気分転換にもなるので、おすすめと言えそうですね。
お腹の赤ちゃんと2人で行う運動。時折お腹の赤ちゃんに、「きれいなお花が咲いているよ」「今日はお天気が良くて気持ちが良いね」などと声をかけてあげながら楽しむのもおすすめですよ。