結婚すると、今まで実家暮らしだった人は切実に考えなくてはいけないのが「食費」。
自分1人だとそこまで食べなかった女性も、料理を作ってみると、意外と食費がかかっていたことに気づかされます。
そして、夫婦2人だけでなく、子どもができると、3人、4人の食生活になっていき、食べる量も多くなっていきます。
そんな時に助かるのが「米優待」。この「米優待」とは何なんでしょうか。
米優待って?
株は、株価の上昇で利益を確定して、売買することで利益を出す「売買益」があります。ただ、個人投資家の間で人気なのが「株主優待を受ける」方法。人気の将棋棋士の桐谷さんは、食費などを株主優待でまかなうことでも有名です。
将来の年金が期待できない現代、株主優待で、ちょっとでも食費を浮かせようとしている人が多いです。
株主優待でも人気なのが「お米」。主食のお米をもらうことで、食品が助かる場合があります。
どうやって計画する?
「米優待」には、お米をそのままもらえる優待内容と、お米券をもらえるものがあります。
どのくらい1年間でお米を消費しているのかわからないのなら、お米をそのままもらうものと、お米券など商品券でもらえるものに分散させておくといいかもしれません。
また、1人分だけでなく家族分の名義を証券会社に作るのもおすすめです。100株単元の株を、1人で200株持っているからといって優待内容は2倍になるとは限りません。株によっては、100株+100株で名義を変えて預けることで、2倍の内容を受け取ることができたりもします。
どういった株があるの?
調べてみると、米優待を取っている企業は多いです。
8742 小林洋行 268円×100株 お米券100株で2枚
9765 オオバ 462円×100株 お米券100株で1kg分
3669 モバイルクリエイト 467×100株 大分県産のお米が選べる
7277 TBK 481×100株 山形県産お米「つや姫」1.3kg ※1年以上継続保有の株主に限る
7875 竹田印刷 516×1000株 新米5kg ※単元は100株、米をもらうには1000株必要
1408 サムシングホールディングス 520×100株 お米券2kg相当
3607 クラウディア 553×100株 お米券1kg分
3077 ホリイフードサービス 619×100株 4kg ※優待券を使わない人は返送し、お米を送ってくれます。
8897 タカラレーベン 676×100株 お米券 1kg
8818 京阪神ビルディング 680×100株 お米券1kg ※長期保有(2年以上)だと+1kg
(株価は2016年1月3日調べ)
10万円以下で購入できる株も多く、長期保有だと優待内容がより多くなる場合もあります。
注意点
例えば、8742の小林洋行では、100株だと2枚のお米券がもらえます。ただ、1000株だと5枚。
そう考えると、1000株よりも100株の方がお得なことがわかります。他の株に投資して分散させた方が、お米券がたくさんもらえる可能性が高いです。
また、小林洋行は権利確定月が3月末日ですが、オオバは5月末日。株によって、権利確定の月が違うのも注意が必要です。
例えば、4月に株を購入したとしても3月が権利確定の月だと11ヶ月経過しないともらえないので、もったいなく感じられます。値上がり益を期待したいのなら、下がったタイミングで買うこともできますが、優待のお米が欲しいなら、この点にも注意したいところです。
家計が助かる!
例えば、もらったお米分も「お米を買っていたら○円かかっていたはず」と考えると、その分をつもり貯金として貯めることができます。その金額を他の株に再投資してもいいかもしれませんね。
お米なら必ず食べるものなので、使わないといって捨てたりする可能性もありません。また、お米券なら長期間そのまま保有し続けることもできます。
上手に利用することで家計が助かる米優待。ちょっとずつコツコツ貯めてみるのもおすすめです。