離乳食のレシピは沢山あっても、毎日赤ちゃん用に作るのは大変ですよね。そんな時に、大人のメニューから取り分けすれば時間の短縮にもなり楽です。ここでは実際にお料理の取り分け方を月齢ごとにご紹介します。
3回目は炒め物からの取り分けのコツとして、卵と野菜の中華風炒め物からの取り分けをご紹介します。
大人用の作り方(2人分)
材料:トマト 1個 キャベツ 2枚 グリーンアスパラガス 4本 生しいたけ 2個 卵 2個 桜海老 大さじ2 サラダ油 大さじ1/2 塩 小さじ1/5 こしょう 少々 しょうゆ 小さじ1 ごま油 大さじ1/2
①トマトとキャベツは、食べやすい大きさに切る。
②グリーンアスパラガスは斜めに薄切り、しいたけは軸を取って太めのせん切りにする。
③ボウルに卵を割り入れ、よくかき混ぜておく。
④温めたフライパンに材料の2/3量のサラダ油を熱し、①のキャベツ、②を入れ、さっと炒める。
⑤④に桜海老と①のトマトを加えて炒め合わせる。
⑥⑤をフライパンの端によせ、残りのサラダ油を引く。
⑦③を流しいれ、溶き卵を端で大きく回しながらスクランブルエッグ状にし、端に寄せておいた⑥を戻し混ぜる。塩、こしょうを加えて味を調え、フライパンの端からしょうゆを回しかけ、ごま油を加えて香りをつける。
※この大人用の作り方から取り分け離乳食をします。
大人用の炒め物は赤ちゃんにはかたく、また油も多く使っているので、中期までは下ごしらえした材料から取り分けます。後期以降は、炒め煮など調理の中で取り分けが可能になります。炒め物に使う食材は、離乳食に使いやすいものを選びます。にんにく、しょうがなど刺激の強いものは、赤ちゃん用に取り分けたあとに加えましょう。
初期(5~6ヶ月)トマトとキャベツのトロトロ煮
①大人用の作り方①のトマト1切れはスプーンで果肉をそぎ取る。
②大人用の作り方①から取り分けたキャベツの葉1/8枚分はやわらかくゆでて、細かく刻み、①と一緒にすり潰す。
③耐熱容器に②、水大さじ1/2を入れ、ラップをして電子レンジで30秒加熱する。
中期(7~8ヶ月)トマトとキャベツの卵とじ
①大人用の作り方①のトマト1切れの果肉をスプーンでそぎ取り、刻む。
②耐熱容器に多めの水を入れ、大人用の作り方①から取り分けたキャベツの葉先1/8枚分をちぎって入れ、電子レンジで1分30秒加熱し、粗みじんに切る。
③鍋に①、②、水大さじ4、大人用の作り方③の卵黄1/2個分を入れ、箸で混ぜながら煮る。
後期(9~11ヶ月)卵と野菜の具だくさんスープ
①大人用の材料の桜海老小さじ1/2はちぎって水1/2カップに浸す。
②大人用の作り方①のトマト1切れは果肉をスプーンでそぎ取り、刻む。大人用の作り方④の炒めたキャベツ2~3切れ、グリーンアスパラガスの穂先1本、しいたけ少々は小さく切る。
③鍋に①と②を入れて煮、大人用の作り方③の溶き卵1/3個分を加え、しょうゆで少し味付けする。
完了期(12~15ヶ月)卵と野菜のやわらか炒め
①大人用の作り方⑤から、炒めた野菜と桜海老を大さじ2程度バランスよく取り分け、トマトは皮を取り除き、それぞれを食べやすく小さく切る。
②フライパンに①、水大さじ3~4を入れやわらかく煮て、大人用の作り方③の溶き卵1/2個分を入れて、箸で混ぜながらよく炒め合わせる。