取り分け離乳食①肉じゃがからの取り分け

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離乳食のレシピは沢山あっても、毎日赤ちゃん用に作るのは大変ですよね。そんな時に、大人のメニューから取り分けすれば時間の短縮にもなり楽です。ここでは実際にお料理の取り分け方を月齢ごとにご紹介します。

まずは煮物からの取り分けのコツとして肉じゃがをご紹介します。

大人用の作り方(2人分)

材料:じゃがいも(大)2個 にんじん 1/4本 たまねぎ 1/2個 豚もも薄切り肉 120g グリーンピース(冷凍)適宜 サラダ油 大さじ1/2 だし汁 1カップ 砂糖 大さじ2 しょうゆ 大さじ1 塩 少々
①じゃがいもは皮をむき、1個を6等分に切って、水にさらす。にんじんは皮をむき乱切り、玉ねぎは薄切りにする。
②豚肉は食べやすく、ざく切りにする。
③鍋にサラダ油を熱し、①の野菜を軽く炒め、②も加え色が変わるまえ炒めて、だし汁を加えて煮る。
④③の野菜に火が通ったら、砂糖、しょうゆ、塩で味をつける。
⑤グリーンピースはさっとゆでておく。
⑥④を汁気がなくなるまで煮て、最後に⑤を加える。

※この大人のメニューを基本に離乳食を用意します。

和風の煮物は取り分けがしやすい料理です。基本は、材料をだし汁で煮ている最中に取り出して、ひと手間かけるだけです。赤ちゃんが食べることを考えて、だし汁は、昆布やかつお節など天然の素材から取ったものを使います。肉じゃがは、離乳食でもおなじみの食材を多く使うので是非ご活用ください。

初期(5~6ヶ月)にんじんのポテトマッシュ

①大人用の作り方①のじゃがいも1切れ、にんじん1切れをやわらかくゆでてつぶす。
②①に大人用の材料のだし汁を少々少しずつ加えて伸ばす。
※初期では油分を避けたいので、材料を切ったところで取り分ける。

中期(7~8ヶ月)粗つぶし煮

①大人用の作り方③のだし汁で煮たじゃがいも、にんじん、玉ねぎ各1切れを、さっと湯で洗って水気を切る。
②①のじゃがいもとにんじんはフォークで粗くつぶし、玉ねぎは粗みじん切りにする。
③大人の材料のだし汁1/4カップで②をやわらかく煮る。
※中期用に取り分ける時は、大人のだし汁の量をその分多めに用意しましょう。

後期(9~11ヶ月)コロコロ肉じゃが

①大人用の作り方④からじゃがいも、にんじん、玉ねぎ、豚肉をそれぞれ1切れずつ取り分け、じゃがいもは4mm角、にんじんは3mm角に切る。玉ねぎ、豚肉は小さく刻む。
②大人用の作り方⑤のグリーンピース3粒は薄皮を取り除く。
③大人の材料のだし汁少々で①、②を煮て、大人用のできあがりの煮汁を少々加えて薄く味をつける。

完了期(12~15ヶ月)ベビー肉じゃが

①大人用のできあがりからじゃがいも2切れ、にんじん、玉ねぎ、豚肉各1切れを取り分け、じゃがいも、にんじんは味のしみた表面を切落す。
②①をそれぞれ7~8mm各に切って器に入れ、大人用の作り方⑤のグリーンピース3粒の薄皮を取り除いて散らす。
③大人用の出来上がりの煮汁を倍量の湯で薄めてかける。
※食べる時に少しつぶして汁を含ませてもOKです。

 

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