離乳食テク⑫電子レンジを使いこなす~初期→完了期

2,747 views

忙しいお母さんのお助けアイテムの一つである電子レンジは赤ちゃんの離乳食を作る時でも大活躍します。電子レンジの得意技を知り、スピーディーに美味しく作りましょう。

時間に注意

少量を調理する離乳食では、電子レンジを上手に使いこなしたいものですね。短時間で加熱できるので栄養分を逃さず手早く作れます。ただし、加熱しすぎると、食材の水分が抜けてスカスカになってしまうので、注意が必要です。食材に含まれている水分量などによって加熱時間に差がでることもあるので、加熱時間は少なめにセットし、様子を見ながら時間をプラスしていきましょう。加熱ムラを防ぐために、汁物やおかゆなどは途中でひと混ぜした方が良いでしょう。

①野菜をゆでよう

野菜はラップに包んで加熱します。大きいままでは加熱に時間がかかり、表面が干からびてしまうこともあるので、輪切りなど熱の通りやすい大きさ、形に切ります。少し水を含ませてから加熱すると、ふっくらと仕上がります。鮮度の状態などによって加熱時間が微妙に違うので、加熱しすぎに注意しましょう。
<コツ>
さっと水にくぐらす→水気をきらずラップ→時間を短めに設定
加熱時間の目安
・葉物の野菜(200g)→2分(600w)~2分半(500w)位
・根菜(150g~200g)→3分(500w)~4分(500w)位
野菜の種類や量によっても違うので、初めは表記よりも短めに設定してみてください。

②豆腐の水きり

豆腐のみずきりも、電子レンジなら、手早く簡単に出来ます。豆腐をペーパータオルで包み、耐熱容器にのせて、ラップをせずに、ほんの少し加熱すればOKです。加熱時間が長すぎると、豆腐がぐちゃっとつぶれてしまうことがあるので注意しましょう。加熱すれば衛生面でも安心ですね。
<コツ>
豆腐全体を覆うように、しっかりとペーパータオルで包んで、耐熱容器にのせて加熱。
加熱時間の目安
1丁→600w:3分20秒くらい 500w:4分くらい
大きさに合わせて加熱時間を短めに設定し、足りないようなら様子を見て時間を増やしましょう。

③ひじきをもどす

ひじきや干し椎茸のような乾物をもどすのも、電子レンジならスピーディーです。水につけてふんわりとラップをかけて加熱します。乾物はもどすと量が増えるので、多すぎるかなと思うくらいの水に浸して加熱しましょう。吹きこぼれを防ぐ為に、大きめの器に入れて加熱するのがポイントです。
加熱の目安
<ひじき>
ひじき10gに水1カップ:500w→3分40秒 600w→3分
<しいたけ>
しいたけ4枚に水1カップ:500w→3分40秒 600w→3分

電子レンジから出してそのまま5分くらいおきます。

④軟飯をつくる

完了期の軟飯は電子レンジで簡単に作れます。ごはんに水を加え、ふんわりとラップして電子レンジへ入れます。もともとのご飯のかたさによって加熱時間が変わるので、様子を見ながら加熱します。おかゆも電子レンジで作れなくはないのですが、加熱の調整が難しいので、鍋か炊飯器で作るほうが無難でしょう。
<作り方の目安>
ご飯50gに大さじ3くらいの水をかけたら、軽くほぐして、水を全体になじませるようにします。こうしておくとやわらかさが均一に仕上がります。
電子レンジの時間の目安は約1分~1分半です。沸騰するまで加熱しましょう。加熱後はすぐにラップをはずさず、10分くらい蒸らすと美味しく出来上がります。

こんな記事も読まれています