離乳食テク⑬フリージングを活用する~初期→完了期

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1回分の量が少ない離乳食を毎回、下ごしらえから作るのはとても手間がかかりますね。食材も無駄にする場合もあります。フリージングを活用すれば、下ごしらえが1度に済み、必要に応じてすぐに使えますよ。是非、活用してみてください。

ひき肉のフリージング

ひき肉は空気に触れる面が多いので、生のままで冷凍するのは避けます。必ずゆでたものを冷凍しますが、よく水気を切っておかないと、水分が凍って霜になり、おいしさが半減します。火を通したひき肉は冷凍の状態でもほぐれやすいので、少量ずつ取り出して使い、残りはすぐに冷凍庫に戻します。
●手順
①沸騰している湯にひき肉をほぐしながら入れてゆで、火が通ったらざるに上げて水気を切り、ペーパータオルを敷いたバットに広げてよく冷ます。
②フリーザーバッグに移す。いつ作ったものかが分からなくならないように、フリーザーバッグには必ず日付を書いておくこと。
③平たくした方が早く凍るので、フリーザーバッグに入れたら、手のひらで押さえるようにして中の空気を抜く。薄くすると欲しい分だけ簡単に割って使える。

野菜のフリージング

野菜も一度にまとめてゆでて冷凍しておきましょう。にんじんのような根菜類は輪切りにして1枚ずつ取り出せるようにすると、解凍後は、メニューによって切り方を変えられ応用がききます。
根菜はフリーザーバッグに面と面が重ならないように平らに並べます。
ほうれん草などの葉物は、ゆでて1回分ずつ小分けにしてラップで包んで冷凍します。ただし、ラップをくるくる巻つけてしまうと、はがすときに切れて食材に残ってしまうこともあるので、ラップを折りたたむようにして包みましょう。

ちなみに、筆者の場合、初期中期は裏ごししたものを蓋付の製氷機に規定の量を測ってフリージングしました。

うどんのフリージング

うどんやそうめんなどの糖質のものは、冷凍しても品質が変わりにくく冷凍に向く食材です。乾麺を、1度にゆでて冷凍しておけば、いつでもすぐに主食が作れて大助かりです。
冷凍するときはよく水で洗ったものの水気を切り、短く刻んで1食分ずつラップに包んでおきます。後期では、ママの手のひらサイズが1食分です。平らに形作ると早く凍ります。

メニュー例:ひき肉野菜うどん煮込み(後期)

作り方
①鍋にだし汁(1/2カップ)と冷凍したうどん(50~60g)、冷凍したにんじん(5mm厚さの輪切り2枚)を入れ、火にかけて解凍する。
②うどんがほぐれたら、鍋からにんじんを取り出し、さいの目切りにする。
③冷凍したひき肉(10g)を加えさらに煮る。しょうゆ(少々)で調味し②と削り節(少々)をのせる。
ポイント
うどんは自然にほぐれてくるまで、かき混ぜすぎないように注意。仕上がりがべちゃべちゃになってしまいます。

メニュー例:しらすのほうれん草煮びたし(後期)

作り方
①耐熱容器に冷凍ほうれん草(小さじ2)と冷凍しらす干し(小さじ1)、水大さじ1を入れてラップし、電子レンジで30秒ほど加熱する。
②一度電子レンジから取り出し、かき混ぜてからもう一度電子レンジで10秒ほど加熱する。しょうゆ(少々)で味付けする。
ポイント
しらす干しは熱湯で湯でて塩抜きし、ざるにあげて水を切り、冷ましてからフリーザーバッグに入れて冷凍する。

フリージングを使ったメニューをとても手軽でスピーディーですね。是非、活用してみてください。また、フリージングしたものは1週間で食べ切るようにしましょう。

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