離乳食のさつまいも料理を子供の月齢ごとにご紹介

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出産前の妊婦時期に空腹しのぎで食べることの多かったさつまいも(筆者)ですが、離乳食も適しています。さまざまな調理法で利用できますので、是非、赤ちゃんやお子様の離乳食としても活用してみてください。月齢ごとのメニューを紹介します。

ポイント

じゃがいもの約2倍もの食物繊維が含まれており、そのほとんどは皮の近くにあります。食物繊維は腸を刺激、便通がよくなります。切り口に出る白いねばねばの液はヤラピンで、便通をよくします。ビタミンCはみかんとほぼ同量で、調理による損失が少ないのが特徴です。ビタミンB1も多く、中身が黄色いほどビタミンAが多く含まれます。主成分のでんぷんが、ショ糖やぶとう糖、果糖を含むので甘いのです。

皮を傷つけたときに出る汁が早く黒くなるものほど新鮮です。汁が早く黒くなるのは酸化作用が強いためで、古くなると作用が弱くなります。店頭では皮の色がよく、かたく、はげていないものを選びましょう。ひげ根(端にあるしっぽのような根)の跡が小さいものも新鮮。大きさのわりに軽いものは避け、ずっしりと重いものを選びます。1年中出回っていますが、秋から冬にかけて水分が安定し、甘みも強くなります。

加熱する時間が長いと糖化酵素がよく働き、甘みが増し、おいしくなります。焼き芋や蒸かし芋を作る時に、切ってから加熱するよりまるごと加熱した方が甘いのはその為です。電子レンジで調理すると糖化酵素の働く時間が短く、さっぱりとした味になります。煮崩れせずに煮るためには、皮を厚くむくことです。むいたらすぐに水にさらしてアク抜きをしましょう。調味料をはじめから加えても煮崩れを防ぐことができます。

では、月齢ごとのメニューをご紹介します。

初期(5~6ヶ月)さつまいものスープ煮

材料:さつまいも 20g 野菜スープ 小さじ1~2
①さつまいもは皮をむいて適当な大きさに切って水にさらす。
②①をやわらかくゆでてざるに上げ、熱いうちに裏ごしする。
③②に野菜スープを加えてのばす。
※さつまいもがとろっとあまいメニューです。

中期(7~8ヶ月)白身魚とのつぶし煮

材料:さつまいも 20g ひらめ 10g だし汁 1/2カップ しょうゆ 少々
①さつまいもは皮をむいて小さく切り、水にさらして水気を切る。
②ひらめは皮と骨を取り除き、さつまいもと同じくらいの大きさのそぎ切りにする。
③だし汁で①と②をやわらかく煮て、しょうゆを入れる。
④スプーンなどでつぶす。
※白身魚が加わり栄養価がアップしたメニューです。

後期(9~11ヶ月)さつまいものミルク煮

材料:さつまいも 30g 牛乳 大さじ1+1/3 バター 小さじ1/4 砂糖 小さじ1/3
①さつまいもは皮をむき8mm角に切り、水にさらしてからゆでる。
②鍋に①と牛乳、バター、砂糖を入れて中火にかけ、煮立ったら弱火でやわらかくなるまで煮る。
※おかずの一品としてもOK、おやつとしてもOKのメニューです。

完了期(12~15ヶ月)さつまいものコロッケ

材料:さつまいも 40g 玉ねぎ 5g 鶏ひき肉 20g サラダ油 小さじ1/4 塩 少々 小麦粉 適宜 溶き卵 適宜 パン粉 適宜 パセリ 適宜 ミニトマト1個
①さつまいもは皮をむいて適当な大きさに切り、水にさらして水気を切る。②①をやわらかくゆでて、熱いうちにつぶしておく。
③玉ねぎはみじん切りにして、鶏ひき肉とともに、サラダ油を熱したフライパンで炒める。ポロポロになったら、②を加え混ぜ、塩を入れて一口大にまとめる。
④③を小麦粉、溶き卵、パン粉の順にまぶし、170度に熱した揚げ油(材料外)で揚げる。
⑤④を器に盛り、パセリと半分に切ったミニトマトを添える。
※離乳食用のレシピですが、沢山作って、大人も一緒にいただきましょう。

美味しい離乳食ができますように。

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