この世界には、食べ物の好き嫌いが全くない子供がいると聞きました。
それは、戦争などで食べ物がない国の、子供たちです。
私たちは、食べる物を選択できる、そのことがどんなに恵まれているか考えなくてはいけないのかもしれませんね。
パパやママには苦手な食べ物はありますか?
実は、私はゴーヤが大の苦手で今でも、どんな調理方法でも食べることが出来ません。
なので、子供にも苦手なものを、無理に食べなさいとは言えないと思って、黙っていました。
大抵のママは、栄養が偏るのを心配して、子供の健康を願い、好き嫌いを失くさせようと努力すると思いますが、例えばそれが、ピーマンだけとかニンジンだけというのならば、他のお野菜で、栄養を摂ることも可能だと思うのです。
幼いころの記憶
私は、小さな頃、お豆腐が大嫌いでした。
母は、豆腐にはすごく栄養があると言って、色んな料理を作ってくれたのですが、豆腐と聞いただけで、もう受けつけません。
そんなある日、小学校の低学年だったと思うのですが、お弁当の日があって、中味はそぼろ弁当とおかずが数種類(あまり覚えていません。)
とても美味しくて、完食しました。
ところが、家に帰って母に言われたのです。
「今日のお弁当の中には、お豆腐がタップリ入ってたのよ。」
実は、母は玉子の中に豆腐を混ぜて一緒に味付けしそぼろにして、お弁当に入れてあったのです。
母の努力
でも、一度は食べられたからと言って、私がそれからすぐに、豆腐を食べられるようになったかというと、そうではありません。
母は、それからも豆腐ハンバーグや豆腐ステーキなど、色々作ってくれたのですが、やっぱりダメでした。
でも、大人になってからは味の好みが変わったのかお豆腐が、大好きになりました。
今では、豆腐にきな粉と黒蜜をかけて、デザートみたいに食べたりもします。
子供の好き嫌いはなくした方がいいのか
私は、基本的には食事は楽しんで食べればいいと思っています。
だからと言って、偏った食事は体に悪いので、食べれない野菜などの栄養は他の野菜で補うようにしています。
強制的に食べさせようとすれば、食事の時間が苦痛になってしまう可能性があります。
考えてみれば、その方がよほど、体に悪影響だと思うのです。
幸せな食生活
私たちは、毎日の食べるものを選ぶことが出来ます。
それ自体が、本来はとても幸せなことだと思います。
例えば、お子さんが、野菜を全部食べれないとか、カップ麺ばかりしか食べないとかならそれは親として、心配になるでしょうし、少しずつ直した方がいいと思います。
しかし、牛乳だけとか魚だけが嫌いという場合は、少しの間は放置してみるのも、一つの案だと思うのです。
食べる物の好みは、変わっていきます。
そんなに心配しなくても、大人になれば食べられるようになる物が殆どだと思います。