皆さまも、噛むことは顎どころか脳にも良いと一度は聞いたことがあると思います。子供だけではなく、大人でも噛むことで健康な身体になると言われています。
しかし、最近はあまり噛まなくても食べられてしまう便利な食事も増えてきましたよね。
ここでは、噛むことの大切さと噛む力をつけやすい子供の食事を紹介したいと思います。
脳まで育む。噛むことが大切な理由
食べ物をよく噛んで味わうことを咀嚼(そしゃく)といいますが、この作業は私たちが生きていくうえでとても大切な事。健康な歯で食べ物をしっかり噛むことは、全身の健康維持に大きな効果があるとの事です。
もちろん、私たちも「噛む」と言う事はとても大切と一度は聞いたことがあるはず。
一体何が大切かと言うと
〇最大のメリットは唾液の分泌を促し消化や清掃を良くする
〇唾液中には感染予防の物質があり、病気の予防、健康にも一役買う
〇よく噛むと満腹中枢を刺激するため、過食・肥満を予防する
〇噛むことで脳の循環血液量が増えて、脳を活性化させる
〇噛むことは顎・発音・味覚・脳・心などを発達させる
など、噛むという事は良い事ずくしのようです。
噛まない事が良くない理由
では、逆に噛まないと人にどのような影響があるのでしょうか。
〇顎の発育が悪く、歯列不正をおこしやすくなる
〇唾液の出が悪くなり、口の中の清掃性が低下して、虫歯や歯周病などを起こす
〇噛まずにいると、そのうち意識しても噛めなくなる
何とも恐ろしい理由があるのですね。
日ごろから意識して咀嚼を心がけたいものです。
また、噛まない子供のタイプも何通りかあるので、紹介したいと思います。
①よく噛まないで、飲み込むように食べるタイプ
②口に溜めて、なかなか飲み込まないタイプ
③口にためて、チュッチュ吸うタイプ
もちろん、子供の個性や発達によって食べ方がまだ未熟な面があると思いますが、噛まなくて悩んでいる子供のタイプはこれらに当てはまるようです。
ちなみに我が家の長男は①のタイプ。「早く食べた方が勝ち!」と思っている節があります。次男は②嫌いなものがあると特に飲み込まず、食事も全く進みません。。。う~ん。。。なんとも悩まされます。。。
噛みやすい食事を作ろう!
いきなり子供に、大人と同じ歯ごたえのある食事を出して「さ!食べて!」なんて言っても食べられるはずがありません。たまに、歯ごたえのある大きなものをボリボリ!なんて事はあっても食事としては子供に負担のかかるものになってしまいます。
なので、子供の食事を作るとき、子供が食べやすく噛みやすいものにするのは大切なことのよう。
一工夫でぐっと噛む力を育めるわけです。例えば
〇食べ物を年齢や月例に合わせた大きさに切って食卓に出す
〇少しやわらかい食材に、多少硬めの食材をまぜる
〇味付けは薄味にする
などがあげられます。
少しの工夫で、子供もよく噛む癖がつき良く食べるようになってくれると言う事ありませんね!
噛むレシピ【幼児食】編
幼児食でも、固さを調節したゆで野菜をストックしておくととてもお味噌汁に加えたりととても重宝します。
他にも工夫で噛むレシピがたくさんありますよ。
・ポテトオムレツ
材料(1人分)
ポテトサラダ50g
たまご1個
キャベツ(粗みじん切り)30g
ピーマン(粗みじん切り)大さじ1
サラダ油小さじ1/3
トマトケチャップ適量
ふわふわのポテトオムレツの中にキャベツやピーマンなど固めのものを混ぜることで噛む力を養えるレシピですね。
まとめ
「噛む」と言う行為は、健康に良いだけではなく、子供の発達や精神面にも影響してくると言われています。そのために、ママは出来るだけ子供に「噛む」力を育む食事を作る方がいいと言われていますよね。しかし、忙しいママ。そんな時間ないわ!なんて思うのも事実です。
なので、ここはゆで野菜のストックや作り置きなどで工夫して、噛む食事を意識したいですね。