年末年始に自身の実家やパートナーの実家への帰省を予定している方も多いはず。特に妊婦の方にとって自身の実家は、ゆっくりと家族と穏やかに過ごす事ができ、母体にも胎児にも良いと環境と言えます。ただし、妊娠中の年末年始の帰省はいくつか注意が必要。ここでは、そんな妊婦が気を付けるべき事を5つご紹介します。
1.妊婦に必須アイテムは忘れずに!
「母子手帳」はいつでもどこでも持ち歩くべき、妊婦にとっての必須アイテム。妊娠中は、体調が安定していると思っていても、いつ何が起きるか分かりません。母子手帳には緊急連絡先を明記し、産院の診察券や健康保険カードも一緒に用意しておく事をおすすめします。
また、実家へ帰省する際の移動時や、実家でお出かけをする時の為に、「マタニティマーク」をカバンに付けておく事も大切です。電車・バスなどに乗っている時や人ごみで何か体調に異変があった時に周囲気付いてもらえる「マタニティマーク」は妊婦にとってお守りのような存在と言えます。
加えて、妊娠後期の方は、外出先や移動の途中で破水が起きてしまった時に備えて、破水用のナプキンやタオルをカバンに常備させておくようにしましょう。
2.外出時は、細心の注意を!
妊娠中は、普段よりも免疫機能が低下しています。特に乾燥している冬は風邪などをひきやすいもの。でも、妊娠中は風邪薬を服用する事ができないので、できる限りウェルスの感染は避けたいですよね。
その為にも、なるべく人ごみは避けて、外出する際にはマスクを着用するようにしましょう。また、帰宅時には手洗いとうがいを忘れずに!
また、外出先で手を洗う場所がない時などの為にも、抗菌ジェルやウェットティッシュを常に携帯しておくようにする事をおすすめします。
3.上げ膳据え膳は後悔する事に・・・。
身重の体で実家にいると、どうしても両親が色々とお世話をしてくれて上げ膳据え膳になってしまいがちです。
でも、そんなお姫様のような生活を送っていると、正月が終わって自宅に戻ってきた時には予想以上の体重増加で、体重管理に失敗してしまう結果に。
急激な体重増加は、妊婦にとっては大問題。急激な体重増加は、胎児の発育に悪い影響を与えたり、出産時に難産になるリスクが高まると言われています。
快適な実家で、母親の美味しい料理に舌鼓を打ちたい気持ちは分かりますが、お腹の中の赤ちゃんの発育と安産の為にも、できる範囲の事は自分で動くようにしましょう。
4.夜更かしは厳禁!
実家でゴロゴロとした快適な生活をしていると、あまり体を動かさないので夜も遅くまで起きてしまう傾向にあります。また、年末年始はテレビで特別番組を多く放送していたりするので、どうしてもダラダラと起きてしまいがち。
でも、夜更かしは癖になってしまうんです!帰省している今だけ・・・と思っていても、自宅に戻ってもなかなかその習慣は治らないものです。
夜更かしの生活習慣が原因で、陣痛がこなかったり微弱陣痛になってしまうリスクも潜んでいると言われています。実家に戻っているからといって、生活リズムを乱すことなく、規則正しい生活を送るように心掛けたいものです。
5.親戚付き合いもほどほどに・・・
年末年始は、親戚が会いにやってきたり、逆に親戚の家に年始の挨拶に出かけたりと、一年の内でも最も親戚付き合いが多い時期。
あなたの親戚に小さなお子さんがいれば、おのずと相手をして遊んであげたり抱っこしたりとお世話をする機会も増えますよね。ただし、可愛い甥っ子や姪っ子、親戚だからと言って抱っこやおんぶを長時間するのは控えて!グッと下半身に力を入れて持ち上げた瞬間に、破水なんて危険性も・・・。
そんな事になっては、折角の楽しいムードの親戚の集まりもそれどころではなくなってしまいます。来年会う時には思いっきり抱っこやおんぶをしてあげられると自分に言い聞かせて、まずは自身とお腹の赤ちゃんの事を第一に考えるようにしてくださいね。