お子さんが3歳4歳になってくると、幼稚園でも「ポピー」が配られたり、どこからか情報を手に入れて通信教育のパンフレットが送られてきたり … 周りのお子さんも、キッズイングリッシュや公文教室に通う子供も出てきて、わが子は大丈夫かなと心配になってきます。わが家は結局、公文教室にしましたが、通信教育の、それぞれの教材のメリットデメリットをまとめてみました。お子さんが楽しく勉強できる習慣づくりになれば幸いです。
こどもちゃれんじ
楽しい付録がたくさんの「こどもチャレンジ」。しまじろう、というかわいいキャラクターとともに、0歳児からの教材があります。
長女が保育園に通いだした直後に、すぐにダイレクトメール。しかも無料サンプルつきで驚きましたが、ママ友に聞くと結構やっている人が多い。一説には100万人以上の「ちゃれんじ」会員がいるようです。「絵本」「映像(DVD)」「エデュトイ(オモチャ)」がすべて含まれていること、毎月届く楽しみがあること。
パパやママが中学生のときには、「進研ゼミ」という教材名で、「赤ペン先生」が有名でした。福武書店という出版社が実施していましたが、そのうちに、ベネッセになり、日本で最大の通信教育の会社のようです。当時も今も自分で毎日、勉強するクセやリズムをつけるのに小さなころから取り組めるのがよいですね。
費用は、年齢にもよりますが2000円から2500円。年間前払いにすると1カ月分ほど値引きがありますよ。
月刊ポピー
昔からある通信教材で、ママが小さなころは家で学習していた人も多いのではないでしょうか。
魅力は月900円! 少し物足りないかもしれませんが、そこは伝統の全家研が出版していますので信頼があります。大学の先生が、ポピーでの学習によち、脳活動が活性化されるという、頼もしい調査結果もあるそうで、調査結果が教材にも生かされているのが、最近のウリのようです。
実は、海外の駐在員のあいだで、基礎教育のひとつとして口コミで広がっているのがわかる気がします。
少し物足りないくらいの教材ですが、お子さんが心待ちにするくらいがちょうどでしょうか。
公文教室
通室の形の幼児教育ですが、宿題がメインになっていきますので、こちらの在宅教材に入れてみました。
伝統がある公文ですが、ベビー公文(BABY KUMON)という取り組みも始めたようで、最初はママとお子さんとが教室に通って、読み聞かせから始まる、優しい内容ですが、利点は、高校生まで12年以上にわたって系統的な学習ができること。
いきなり小学生になって「勉強」のために通うのが苦痛なお子さんもいる中で、小さなころから「当たり前」の教室通いが習慣になれば、確実に学習という取り組みのハードルが下がります。これが、baby kumon の一番のメリットですね。
わが家は、年長さんになってから、「さんすう」を開始。いま小学校4年ですが、学校の授業に遅れずについていけているのは、余裕を持って学校に通っています。もちろん、同じ教室に通ってくるお子さんのなかには、すでに4年でも英検3級や漢検などの資格を取ったり、高校生のG教材と言うレベルを学習しているお子さんもいます。
目標をどこに置くかですが、最初から公文に通わせれば、先生とも信頼関係が早く築けますよ
1カ月1教科6000円(税別)。習い事のひとつですから、それなりに費用はかかってしまいます。
最初に、学力診断のテストがありますが、点数をつけるのではなくて、適切な教材を与えるためです。わが子は、50までの数字が読めましたから、2Aからスタートでした。
Z会
大学受験なら、Z会といわれるほど通信教育の代名詞。高校生のときにママのお友達もしていましたが、私にはちょっとレベルが高すぎて、2ヶ月でやめてしまいました。
最近は、中学生のみならず小学生、幼児まで教材を開発しています。
1カ月約3000円ですが、1年分の前払い。ちょっと躊躇してしまう方もおられるでしょうが、専属の担当がつくという通信教育では珍しい、というかさすがZ会ですね。
5歳、6歳からはじめることができるとのことですが、暗記よりも論理力をつけること、「なぜそうなるか」を学ぶこと、「自ら調べ、自ら考え、自ら表現する力」を身につけることが学力の向上に近道だとの確信から、幼児向けの教材もできていますよ。
親子で学ぶ課題がついてるもの、Z会が、子供のペースで着実に力をつけていく方針が現れていて楽しいようです。
本屋さんにも申込用紙があり、手にしてみると教材の面白さが伝わってきます。
遊ぶことも大切な学習
3歳4歳5歳の時期は、遊ぶこともとても大切な学びのひとつです。
確かに「小学校入ってからでは遅い」などの、脅し的なキャッチコピーが並んでいますが、この幼児期には、集団生活でのマナーなども遊びの中で習得していく時期です。
とはいっても、周りがキッズイングリッシュだったり、小学受験だったり話題がどうしても勉強や学力になってしまうと、心配も増えてきます。
そんなときに、ためしに通信教育や公文を始めてみるのもひとつです。子供が遊び時間を確保しながら、小学校入学後に「勉強」「学習」に違和感なく取り組める「はしご」となることも確かです。
まずは、ひらがなで自分の名前は書けて、だいたいの50音が読めて … 次の段階で、数字も読めたり、ヒトけたの足し算が、生活しているなかで、お遊びとともに身