赤ちゃんがお腹にいるとき、ただ健康で生まれて来てくれるだけでいいと誰もが思います。
確かに丈夫にすくすく成長してくれるだけで、親は十分に幸せなのです。
でも、2歳を過ぎた頃からは、身体だけではなく、子どもの心を育てていかなくてはなりません。
子供の才能を引き出すために、親が出来ることはどんなことなのでしょうか?
お風呂の中は、数を覚えるチャンス!
お風呂から出るとき、「10まで数えたら出ようね」などと言って、子供と一緒に、声に出して「いち、に、さん・・・」と数えましょう。
でも、たとえ数を言葉で覚えても、意味を理解しているのはありません。
なので、数を理解させるためには「〇〇ちゃんの目はいくつあるかな?
ママのお耳はいくつ?」などと具体的に質問してみるといいでしょう。
そこで、ある程度言えるようになったら、クイズ形式で「じゃあ、ふたつあるものはなぁに?」と質問して、子どもに答えさせましょう。
そして、正解したら、思い切りほめてあげることが大切です。
お手伝いは、積極的にさせてみよう
2歳くらいになると、真似っこが大好きになるので、ママやパパのやることをいちいち真似するようになります。
お手伝いさせても、本当は足手まといになるだけで、自分でやった方が早いと思ってしまい「ママがやるから、〇〇ちゃんはテレビを見てて」などと、言ってしまう、ママも実際には、多いのではないでしょうか?
急いでいるときは、それも仕方ないのですが、少し時間のある時は形だけでも、お手伝いさせてあげてみてください。
例えばお布団を干すとき、子どもにパパの枕を持ってきて干してねと頼むのもいいと思います。
あくまでも、お手伝いをしたいと言う意欲を育てるトレーニングなので飽きたら、それで終わりでいいと思います。
言葉の発達を助ける
赤ちゃんは、言葉が早い子でも一歳を過ぎるころまであーとかうーとか以外の言葉を発しません。
この時期に、パパやママの話している言葉を聞いて、たくさんの言葉を蓄えているわけです。
そのうちに一つの言葉「まんま」「パパ」を話せるようになり、2歳くらいからは「ママ、だっこして」などと言葉を二つ繋げて話せるようになります。
この時期に、子どもの話し相手になることは、言葉の発達を手助けすることになります。
お散歩しながら、絵本を読みながら、子どもとたくさんお話しして、話すことは楽しいんだという事を、覚えさせましょう。
お外でいっぱい遊ぼう
2歳になると、興味のあることが次々に移り変わり、色々チャレンジしてみたくなるようです。
公園の高い滑り台も、どんどん登っていくようになります。
見てて、ハラハラするとは思いますが、危ないから駄目と止めたい気持ちを抑え、是非体験させてあげて下さい。
一人で出来たという満足感が、又新しいことへチャレンジしたいという、意欲につながっていきます。
習い事はさせた方がいいの?
今は早期教育の時代で、何となく気ぜわしくなり、何かさせないと遅れをとってしまいそうな不安から、まだ、早いんじゃないかと思いつつも,何かしら習い事をさせてしまう傾向があるようです。
習い事をさせるのも、させないのも親の自由だし、どちらが正しいと言う結論があるわけではありませんが、私は2歳や3歳の子どもにはまだ習い事は、必要ないのではないかと考えています。
家庭の中で親子で触れ合いながら、子どもの才能の芽を育てていくことが、この時期には重要だと思うからです。