ホームパーティは本当に楽しい。気心知れた友人を招いて、手料理を振舞って、ワイワイがやがやと楽しいですね。欧米では、ちょっとした出来事を作ってすぐにパーティを開きますが、日本では「鍋会」が限度でしょうか。ぜひママ同士、近所同士が仲良くなれるチャンスですよ。ぜひお子さんが招く側で、お子さんのお友達や家族、ママ友とパーティしてみませんか? 誕生会(バースデーパーティ)の延長線上ですよ。でも準備が … そんな心配は要りません。ゲストが主役で楽しいパーティにするコツをつかめば、どなたでも気軽に手作りできます。1回開くと病み付きになるホームパーティ。親睦も深まりますし、近所や登下校の防犯にもなりますよ。
料理は洋風の簡単なものを ~ レトルトやインスタントも使っちゃおう!
一番の悩みが、料理。そうですよね、一番期待するものであって、手がなかなか抜けない。
お誘いする人数にもよりますが、3家族4家族なら、最大でも15人程度でしょう。
メニューですが、簡単な洋風メニューに限ります。そもそも、お誘いするときに「軽食です!」とはっきり伝えましょう。
さて、当日は、お手軽につまめるものを中心に、おなかを膨らますにはパスタかサンドイッチでしょう。
手軽につまめるものは、カナッペなどのオードブルや、子供にも食べやすいサンドイッチ、ピザにパスタ。あればサラダ。これくらいで十分ですよ。
ピザは定番で外せないですが、焼き上がりに結構時間がかかるので要注意。しかも冷えるとチーズが固まって最悪です(泣)から、焼き立てを食べようとするとせいぜい2枚(2種類)が限度でしょうか。
市販のチルドの既製品に、とろけるチーズとピザソース、ベーコンを載せればかなり豪華になります。
パスタは、茹でる(ゆがく)時間に注意すれば、大量にできますので、ソースを2種類ほど準備しましょう。
このソースもイチから手作りでなくレトルトを一工夫。レモン汁、炒めたハムかベーコン、きのこ類をトッピングすればかなり本格的になりますよ。
目的は親睦ですので、料理でおなかいっぱいにならなくても大丈夫です。
庭やテラスがあれば活用したい
次の悩みは場所。家は狭いし、お客さんを招く部屋もないし ・・・ そんなときにはベランダ・テラスや庭を活用してみましょう。
庭といっても、ほとんどのお宅は広くないでしょうから、ガーデンテーブルだけにしましょう。チェアまで考えると気が重くなりますが、テーブルだけで十分。お部屋から出て、青空のもとで、手作りのサンドイッチでもつまんでいれば、よい思い出になりますし、お話も弾みますよ。
戸建てのテラスを活用したり、マンションではベランダにガーデンテーブルを置くのもおしゃれですよ。
なお、使わないときにはブルーシートでかぶせて保管しておいてくださいね。鳥のフンだらけになってしまい、掃除に苦労したことがありました。
飾り付けに一工夫
子供と子供のお友達、ご家族が主役ですから、ぜひ、子供のアイデアを生かしたデコレーションを工夫してみませんか。
たとえば10月なら、ハロウィンのかぼちゃランタンや、オレンジカラーを使ったかざりつけ。夏場なら、海や山で拾ってきた貝殻を置いたり。野外の開放的なイメージを出したり … 。そのほかにも、折り紙や普段家族で遊んでいるボードゲームをさりげなく置いておくのもよいですね。
子供が主役ですから、子供の絵や写真を飾るのもOK。子供たち同士、そしてママ友、親同士で話が弾めば大成功です。
ちょっとでもイベントやお土産があればGOOD
大体ホームパーティは2時間、長くても3時間ほど。時間を忘れて… という事態だけは、誘う側もゲスト側も避けましょう。お誘いするときに「午後6時から8時」などと伝えるのがスマートです。
軽い食事に、ちょっとのお酒と、子供とのクッキングで焼いたクッキーを出せば、お開き。でも、せっかくですから、子供たちの楽器を披露する機会などを設けてみるのもひとつ。ピアノを習っているなら、練習中の曲でも1曲弾けば、子供の自信にもなりますし、パパがギターができれば、合奏などもうれしいですね。
あとは、大勢でないと遊べないボードゲームをして楽しみましょうか。参加した子供や、もちろん大人もハマることも。パターゴルフも楽しいですよ。
帰りには、余ったお菓子やクッキーを、ちょっとオシャレな袋に入れてお渡ししましょうか。
ゲストが主役 ~ おしゃべりが弾めばすべてOK
準備や片付けを心配したり、子供たちの動きにも気を配ったりと、考えることが多いホームパーティですが、招待したゲスト同士で会話が弾めば大成功。実際には、招く側の皆さんが、気を使乳母面なんて少ないですよ。
週刊誌で著名人と何百人も対談したり、たくさんのエッセイ集を出している阿川佐和子の文章の中にも、滞米中に、たった1回だけ開いたホームパーティでゲストたちが会話を楽しむ様子で、パーティが成功したと感じたと書かれています。
1回のパーティで信頼が深まり、子供たち同士もさらに仲良くなれる ―― 「パーティ」とすると語感から気負いそうですが、仲のよい2~3組(家族)くらいで、気軽に「おしゃべりしましょう」で誘ってくださいね。